検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年6月1日時点の情報です。

入力コード 03497  統一コード 5D200 
項目名 NCC-ST-439
NCC-ST-439
実施料
包括118
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  腫瘍マーカー/NCC-ST-439 
検査方法
EIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
検査材料備考

※唾液による汚染で高値異常を示す場合がありますので、検体の取り扱いに十分ご注意ください。

報告所要日数
3~4日
基準値(単位)  
U/mL

M 4.5 未満
F 49歳以下 7.0 未満
50歳以上 4.5 未満

臨床的
意義 
膵癌、消化器系癌や肺腺癌、乳癌に有効な血中腫瘍マーカー。CA19-9などより癌特異性が高いとされている。
   NCC-ST-439は、広橋ら(1984)により低分化型胃腺癌由来細胞株を免疫原として作製されたモノクローナル抗体によって認識される抗原で、そのエピトープはムチン様高分子蛋白上に存在する糖鎖と考えられている。

 免疫組織化学的検討において本抗原は胃癌、大腸癌、膵癌、胆道癌などの消化器系癌や肺腺癌、乳癌の各組織に極めて高率に認められ、他方正常組織として顎下腺、気管支腺、近位尿細管上皮、肝細胞、膵ラ氏島の一部にも存在する。

 NCC-ST-439は、消化器系癌をはじめとして各種癌患者血清中に増加する一方、CA19-9など従来の糖鎖抗原とは異なって肝胆膵系の良性疾患における偽陽性率が極めて低いことから、癌特異性の高いマーカーとして評価されている。

 なお、NCC-ST-439の糖鎖構造は長らく不明であったが、近年Ⅱ型糖鎖であるシアリルLexの特別な分子とだけ反応することが判明した。したがって、同じⅡ型糖鎖抗原として知られるSLX(シアリルLex-i抗原)とは互いに一定のデータ相関があり、両者を併用する意義は少ない。

【高値を示す病態】
 膵癌、肝細胞癌、胆道癌、大腸癌、肺癌、乳癌、子宮頚癌、良性胆道疾患、膵炎、慢性肝炎
関連項目 CA19-9, DUPAN-2, シアリルLeX-i抗原 (SLX), BCA225, CA15-3, シアリルTn抗原 (STN),
チャート 

腫瘍部位とマーカーの有用性

腫瘍マーカー値の生理的変動因子

容  器 
提出容器

ページを閉じる