検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 05008  統一コード 5G038 
項目名 抗ds DNA抗体IgM
anti-double stranded DNA antibody-IgM
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
EIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
2~8日
基準値(単位)  
U/mL

6 未満

臨床的
意義 
2本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査。IgG型はSLEの活動性に連動。
   抗DNA抗体には、2本鎖DNAに反応するものと、1本鎖DNAのみと反応するものの2種類が存在する。

 本検査は2重らせん構造をもつ2本鎖(double-stranded; ds)DNAに対する抗dsDNA抗体を、免疫グロブリンのクラス別に測定するものである。抗DNA抗体は膠原病、特に全身性エリテマトーデス(SLE)の診断に測定される。

 このうち1本鎖(single-stranded; ss)DNAと反応する抗ssDNA抗体はSLE以外の自己免疫疾患でも陽性になることがあり、SLE診断上の臨床的有用性は低い。これに対し抗dsDNA抗体はSLEに特異性が高い。

 一般に2本鎖DNA自体は免疫原性が低いため抗体を作ることはない。しかし、SLE患者の血清中に存在する多様な抗原決定基に対するポリクローナルな抗体には、2本鎖DNAに対する抗dsDNA抗体も含まれている。

 IgG型の抗2本鎖DNA抗体は活動期SLEに特異的に出現し、治療効果も反映する。すなわちdsDNA抗体価はSLEの疾患活動性を反映し、パラレルに変動するため、治療効果の指標として大変有用であり、IgGクラスの抗体測定のみ健康保険が適用されている。

【高値を示す病態】
 全身性エリテマトーデス(SLE)、特に活動性ループス腎炎
関連項目 抗ss DNA抗体IgG, 抗DNA抗体, 抗RNP抗体 (抗U1-RNP抗体) 《免疫拡散法》, 抗RNP抗体 (抗U1-RNP抗体) 《CLEIA》, 抗Sm抗体 《免疫拡散法》, 抗Sm抗体 《CLEIA》, 抗セントロメア抗体, 抗カルジオリピン・β2GPⅠ複合体抗体 (抗CL-β2GP1抗体), 免疫複合体(C1q), 血清補体価 (CH50), リウマチ因子定量, IgG型リウマチ因子,
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