検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 00347  統一コード 5G175 
項目名 抗ミトコンドリア抗体
anti-mitochondria antibody
実施料
186
判断料区分 免疫 
健康保険名称  自己抗体検査/抗ミトコンドリア抗体半定量 
検査方法
FAT
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  

20 倍 未満

臨床的
意義 
ミトコンドリアに対する自己抗体。原発性胆汁性肝硬変(PBC)で高率に検出されるが、特異性はM2抗体の方が優る。
   抗ミトコンドリア抗体(AMA)は抗糸粒体抗体とも呼ばれ、有核細胞に存在するミトコンドリアに対する自己抗体である。検査は一般的にラットの胃壁、腎細胞を抗原として用いる蛍光抗体法により行われる。AMAはミトコンドリアの外膜または内膜に存在する抗原に対する抗体であるが、単一のものではなくM1~M9の亜型に分類される。

 本法ではそのトータルが測定される。

 抗ミトコンドリア抗体が陽性になる疾患はルポイド肝炎があるが、他に原発性胆汁性肝硬変(PBC)があり、この場合は抗ミトコンドリアM2抗体が陽性となる。PBCは臨床症状がほとんど伴わないで進行することも珍しくなく、また、予後不良な疾患であるため、欧米では肝移植の対象にもなっている。

 最近全身進行性強皮症の一病型であるCREST症候群でPBCを合併する症例がみられ、このような場合はほとんどが抗ミトコンドリア抗体と抗セントロメア抗体が陽性である(「抗セントロメア抗体」の項参照)。

*CREST症候群については「抗セントロメア抗体」を参照

【高値を示す病態】
 原発性胆汁性肝硬変(PBC)、CREST症候群
 以下、低値陽性: 自己免疫性肝炎、ルポイド肝炎、膠原病、慢性肝炎
関連項目 AST (GOT), ALT (GPT), ALP (アルカリフォスファターゼ), LAP (ロイシンアミノペプチダーゼ), γ-GT(γ-GTP) (γ-グルタミルトランスペプチダーゼ), 抗核抗体 (ANA), 抗セントロメア抗体, 抗平滑筋抗体, 抗LKM-1抗体 (抗肝腎マイクロゾーム-1抗体), 抗ミトコンドリアM2抗体,
算定備考

保険請求の際はそれぞれ次のようにご記入下さい。[00347]抗ミトコンドリア抗体→抗ミトコンドリア抗体半定量。[30257]抗ミトコンドリアM2抗体→抗ミトコンドリア抗体定量

容  器 
提出容器

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