検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 01403  統一コード 8B200 
項目名 Qバンド分染法[先天異常染色体検査]
chromosome analysis by quinacrine banding
実施料
2631+397
判断料区分 遺染 
健康保険名称  染色体検査(全ての費用を含む。) 
検査方法
分染法
検査材料
ヘパリン加血液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 ヘパリン加血液 3
10
冷蔵
検査材料備考

※『遺伝学的検査依頼書【先天異常 染色体検査】』をご利用ください。

報告所要日数
14~21日

※判定に当たり精査が必要な場合、さらに10日前後報告日数が延長となります。

臨床的
意義 
蛍光色素キナクリンによる染色体の検査法。特にY染色体の構造異常・変異に関する分析に有用。
   Qバンド分染法は、アクリジン系の蛍光色素キナクリンマスタード(Quinaqcrine mustard)、またはキナクリン二塩化水素(Quinacrine dihydrochloride)で染色の結果生じる染色体のバンドパターンを、蛍光顕微鏡で観察する検査法である。検体は患者から採取したリンパ球の分裂中期細胞である。Qバンド分染法は蛍光色素を用いるため、時間とともに退色が避けられず、Gバンドのような標本の長期保存はできない。しかし、特定の部分を集中的に観察するには、Gバンドより優れた分析法である。

 本分染法では、染色体DNAのAT含量の多い部位がQバンドとして染め出され、蛍光を発しない暗いバンドはGC含量の多い部位といわれている。また、本染色法では異型性がみられ、染色体の特定の部位に強い蛍光が認められる。特にY染色体長腕部が強く染色されるため、Y染色体についての数的異常や構造異常の解析に有用な情報が得られる。

 また、3、4番染色体の動原体領域と端部着糸型染色体のサテライトにおいて、Qバンド分染法で観察される多型は、遺伝的マーカーとして有用とされる。

【検査の目的とされる病態】
 正常変異における異型染色体の同定、過剰染色体の起源の同定(ダウン症候群における21トリソミーの両親由来の同定)などの検索に用いられる
関連項目 先天性Gバンド分染法, Rバンド分染法, Cバンド分染法, 脆弱X染色体, 高精度分染法,
 

受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
検査に当たり、被検者へ十分な説明を行ってください。被検者ご自身の承諾が文書で得られた場合にのみ、検査を受託します。依頼書の被検者名はプライバシー保護のため、匿名化をお願いします。また、検査前後の被検者への十分なカウンセリングを併せてお願いします。
Qバンド、Rバンド、Cバンド、高精度分染法は、最初にGバンド分染法を実施し、さらに検査の必要な場合に実施します。
「全サブテロメア領域解析」と同時に依頼された場合は、「全サブテロメア領域解析」の結果判定後にご報告します。

算定備考

分染法を実施した場合は、397点の加算ができます。

容  器 
提出容器

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