検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 03607  統一コード 2A200 
項目名 血液塗抹標本 PAS染色
periodic acid-schiff stain, blood
実施料
各27加算
判断料区分 血液 
健康保険名称  血液形態・機能検査/末梢血液像(鏡検法)+特殊染色加算 
検査方法
McManus変法
検査材料
血液塗抹標本
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血液塗抹標本 2枚以上
20
常温
報告所要日数
2~4日
 

※チャート欄参照

臨床的
意義 
血液又は骨髄塗抹標本で多糖類や糖蛋白を紅色に染める検査。赤白血病やリンパ系悪性腫瘍で異なる染色パターンを示す。
   PAS染色は、血液細胞内の多糖類から過ヨウ素酸の酸化作用によって、アルデヒド基が形成され、それがシッフ試薬と反応して、赤色の色素を形成する呈色反応である。

 PAS染色は、主に、白血病細胞のリンパ性と非リンパ性の鑑別や、巨赤芽球性貧血の巨赤芽球と赤白血病などで出現する巨赤芽球様細胞の鑑別に用いられる。PAS陽性物質とは、多糖類や糖蛋白であり、紅色に染色される。リンパ球系細胞では、細胞質内に顆粒状に陽性に染まる。骨髄芽球、単芽球では陰性で、成熟につれ、び慢性に陽性を呈する。

[判定基準]骨髄液 末梢血

リンパ球系細胞:
正常人での陽性率は1~4%で滴状である。急性リンパ球性白血病(ALL)では、L1、L2の約1/2~1/3に粗大~微細顆粒状、斑状、帯状陽性。L3は陰性。

顆粒球系細胞:
骨髄芽球はほとんど陰性、前骨髄球から成熟好中球はびまん性陽性。

赤芽球系細胞:
正常赤芽球は陰性であるが、赤白血病などでみられる巨赤芽球様細胞などの異常赤芽球では顆粒状~びまん性陽性を示す。

単球系細胞:
びまん性に濃染~微細顆粒状陽性。
未熟球では微細顆粒状を呈する。

血小板系細胞:
びまん性に強陽性、または微細顆粒状陽性。好酸球増加を伴う急性骨髄性白血病(AML)では好酸球が強陽性を示す。

【異常を示す病態】
 赤白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血、単球性白血病
関連項目 Single-color解析による細胞表面マーカー検査 (リンパ球サブセット検査), Two-color解析による細胞表面マーカー検査 (リンパ球サブセット検査), 白血球数 (WBC), 白血球像, 骨髄像 (マルク), 血液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色, 血液塗抹標本 エステラーゼ染色, 血液塗抹標本 鉄染色, 血液塗抹標本 ALP染色, 骨髄液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色, 骨髄液塗抹標本 エステラーゼ染色, 骨髄液塗抹標本 鉄染色,
チャート 

PAS染色の判定基準

容  器 
提出容器

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