WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00080 |
血清アミラーゼ |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
酵素法 | U/L 40~122 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00080 |
血清アミラーゼ |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
酵素法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L 40~122 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アミラーゼ
- 実施料:包括11
- 診療報酬区分:D007 1
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
池田勝義, 他: 日臨検自動化会誌 27, 183, 2002.
検査項目解説
臨床的意義
膵臓や唾液腺より分泌される消化酵素を測定する検査である。急性膵炎や耳下腺炎で上昇し、高値の場合はアイソザイムにより由来臓器を推定する。
アミラーゼ(AMY)は、デンプンを分解し、グルコース、マルトースやオリゴ糖を生成する酵素に命名された総称であり、別名ジアスターゼとも呼ばれる。主に膵臓と唾液腺より分泌されるが、膵臓から最も多量に分泌されるため、本検査は膵障害を調べるための代表的な検査となっている。
通常、血清と尿の両方を測定する。両者ともに高値の場合は膵臓、唾液腺などに酵素逸脱を起こすような病変が存在することが推定される。これに対して、血中で高値であるのに尿中で低値の場合は、腎機能の低下、もしくは、マクロアミラーゼ血症のようにアミラーゼが免疫グロブリンなどと結合し、大分子化して尿中に排泄されない病態が考えられる。また、ムンプスウイルス感染による流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や子宮外妊娠などでも高値を示す。
アミラーゼ値は膵炎の病態と必ずしも一致しない場合がある。これは、アミラーゼ値が膵臓の外分泌細胞の量に依存しているためである。膵炎の病態が進行した結果、大規模な膵細胞の崩壊を来している場合には、血中、尿中アミラーゼ値が上昇しない。
【高値を示す疾患】
- [血中]
- 膵疾患
- [血中,尿中]
- 耳下腺炎,腸閉塞,肝障害,腎障害,子宮外妊娠
関連疾患
K56.6:腸閉塞 → K55-K64:その他の腸疾患
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
N28.9.5:腎障害 → N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
O00:子宮外妊娠 → O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
K86.9.2:膵疾患 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K11.2.9:耳下腺炎 → K00-K14:口腔・唾液腺・顎の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.