WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00081

尿アミラーゼ
(AMY/U)amylase

3B160-0000-001-271

 

尿
0.5

 

25

3日

冷蔵

酵素法

U/L

65~840

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

00081

尿アミラーゼ
(AMY/U)amylase

3B160-0000-001-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

尿
0.5

 

25

3日

冷蔵

酵素法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/L

65~840

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

備考

方法

  • JSCC標準化対応法

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/アミラーゼ
  • 実施料:包括11
  • 診療報酬区分:D007 1
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

容器

容器番号25:尿一般容器

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿一般検査

検査項目解説

臨床的意義

膵臓や唾液腺より分泌される消化酵素を測定する検査である。急性膵炎や耳下腺炎で上昇し、高値の場合はアイソザイムにより由来臓器を推定する。

 アミラーゼ(AMY)は、デンプンを分解し、グルコース、マルトースやオリゴ糖を生成する酵素に命名された総称であり、別名ジアスターゼとも呼ばれる。主に膵臓と唾液腺より分泌されるが、膵臓から最も多量に分泌されるため、本検査は膵障害を調べるための代表的な検査となっている。

 通常、血清と尿の両方を測定する。両者ともに高値の場合は膵臓、唾液腺などに酵素逸脱を起こすような病変が存在することが推定される。これに対して、血中で高値であるのに尿中で低値の場合は、腎機能の低下、もしくは、マクロアミラーゼ血症のようにアミラーゼが免疫グロブリンなどと結合し、大分子化して尿中に排泄されない病態が考えられる。また、ムンプスウイルス感染による流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や子宮外妊娠などでも高値を示す。

 アミラーゼ値は膵炎の病態と必ずしも一致しない場合がある。これは、アミラーゼ値が膵臓の外分泌細胞の量に依存しているためである。膵炎の病態が進行した結果、大規模な膵細胞の崩壊を来している場合には、血中、尿中アミラーゼ値が上昇しない。

【高値を示す疾患】

[血中]
膵疾患
[血中,尿中]
耳下腺炎腸閉塞肝障害腎障害子宮外妊娠

関連疾患

K56.6:腸閉塞 K55-K64:その他の腸疾患
K76.9.4:肝障害 K70-K77:肝疾患
N28.9.5:腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
O00:子宮外妊娠 O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
K86.9.2:膵疾患 K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K11.2.9:耳下腺炎 K00-K14:口腔・唾液腺・顎の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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