WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26719

KL-6KL-6

5C210-0000-023-052

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLEIA

U/mL

500 未満

108

D007 28

生Ⅰ

2~3日

項目
コード
検査項目

26719

KL-6KL-6

5C210-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

500 未満

108

D007 28

生Ⅰ

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/KL-6
  • 実施料:108
  • 診療報酬区分:D007 28
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「28」のKL-6、「35」の肺サーファクタント蛋白-A(SP-A)及び「39」の肺サーファクタント蛋白-D(SP-D)のうちいずれかを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。KL-6は、EIA法、ECLIA法又はラテックス凝集比濁法により、肺サーファクタント蛋白-A(SP-A)はEIA法により、肺サーファクタント蛋白-D(SP-D)は、EIA法又はラテックス免疫比濁法による。

「KL-6」、「SP-A」および「SP-D」のうち、いずれかを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

検査項目解説

臨床的意義

Ⅱ型肺胞上皮細胞に由来する糖タンパクであり、間質性肺炎で高値となる。

 シアル化糖鎖抗原(krebs von den lungen:KL-6)は、同名のモノクローナル抗体により認識されるシアル酸を持つ高分子糖タンパクである。このシアル化糖タンパクは呼吸器系の上皮細胞の中のⅡ型肺胞上皮細胞に多量に発現し、肺細胞抗原においてCluster 9(ムチンのMUC-1)に分類される抗原の一種であることが明らかになっている。

 肺の間質組織の線維化が起こる間質性肺炎の患者では、血清KL-6が健常者や他の呼吸器系疾患よりも著明に高値を示す。そのため、本検査は、間質性肺炎や肺線維症の診断補助として有用性が認められている。さらに、活動性の間質性肺炎症例で、非活動性症例に比較して有意に高値を示し、治療開始後も病勢を反映して変動するため、治療モニタリングに有用なマーカーとなっている。

【高値を示す疾患】

過敏性肺炎肺線維症間質性肺炎

関連疾患

J67.9.1:過敏性肺炎 J60-J70:外的因子による肺疾患
J84.1.13:肺線維症 J80-J84:その他の肺疾患
J84.9.1:間質性肺炎 J80-J84:その他の肺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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