WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01548 |
リパーゼlipase3B180-0000-023-271 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
酵素法 | U/L 5~35 |
包括24 D007 6 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01548 |
リパーゼlipase3B180-0000-023-271 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
酵素法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L 5~35 |
包括24 D007 6 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/リパーゼ
- 実施料:包括24
- 診療報酬区分:D007 6
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
佐藤良一, 他: 機器・試薬 19, 367, 1996.
検査項目解説
臨床的意義
脂肪を分解する消化酵素で、膵臓由来の糖タンパクである。急性・慢性膵炎などの膵疾患で高値となる。
リパーゼ(膵リパーゼ)は、膵腺房細胞で合成される分子量約45,000の糖タンパクである。胃液などにも存在するが、血中ではそのほとんどが膵臓由来である。トリグリセライドのα位脂肪酸エステルの加水分解を行う消化酵素として、脂肪の分解に働いている。
主に急性・慢性膵炎などの膵疾患の逸脱酵素として診断に用いられるが、進行した慢性膵炎では膵機能の低下のため高値にならない場合もある。急性膵炎ではリパーゼは膵アミラーゼとほぼ同様に上昇する。すなわち、初期から著明な増加を示した後に急激に低下し、3~5日で正常値に戻った後、再度、軽度上昇をみる場合が多い。
膵癌では、同じ膵由来酵素でも、アミラーゼやリパーゼより半減期の長いエラスターゼ1を測定する場合が多い。膵腺房細胞癌でリパーゼ産生腫瘍により高値を示すことがあるといわれるが、非常にまれである。
リパーゼが低値になる場合は、かなり進行した慢性膵炎などリパーゼの枯渇によるものや、糖尿病によるものなどがあるが、低値側の測定意義は少ない。
【高値を示す疾患】
急性膵炎,慢性膵炎,腎不全,腎障害,イレウス,胆嚢炎,膵のう胞
関連疾患
K56.7.1:イレウス → K55-K64:その他の腸疾患
K81:胆嚢炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K86.2.3:膵のう胞 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K85.9.5:急性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K86.1.9:慢性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
N19.3:腎不全 → N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 → N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.