WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00732

アポ蛋白 A-Ⅰ
(アポリポ蛋白)apolipoprotein A-1

3F180-0000-023-061

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

2~3日

冷蔵

TIA

mg/dL

M 119~155
F 126~165

各31

D007 10

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

00732

アポ蛋白 A-Ⅰ
(アポリポ蛋白)apolipoprotein A-1

3F180-0000-023-061

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

2~3日

冷蔵

TIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/dL

M 119~155
F 126~165

各31

D007 10

生Ⅰ

1~2日

備考

検体

  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/アポリポ蛋白
  • 実施料:各31
  • 診療報酬区分:D007 10
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「10」のアポリポ蛋白は、AI、AII、B、CII、CIII及びEのうち、測定した項目数に応じて、所定点数を算定する。

1項目:31点。2項目:62点。3項目以上:94点。
「AⅠ」、「AⅡ」、「B」、「CⅡ」、「CⅢ」、「E」のうち、測定した項目数に応じて、所定点数を算定します。

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

野間昭夫, 他: 動脈硬化 16, 832, 1988.

検査項目解説

臨床的意義

脂質と結合し血中運搬を行うタンパク質であり、脂質代謝異常の把握に用いられる。

 アポ蛋白(アポリポ蛋白)は、リポ蛋白を構成するタンパク質である。リポ蛋白の種類によって、対応するアポ蛋白はおおむね決まっている。このためアポ蛋白は、リポ蛋白の変動を示す良い指標になり、脂質代謝異常症の診断に重要である。

 それぞれのリポ蛋白の増減に対して、対応するリポ蛋白がパラレルに変動するのをみることができる。現在、十数種類のアポ蛋白が知られているが、以下の6種類がよく測定されている。

[A-Ⅰ]

  • LCAT活性化作用があり、主にHDL2を構成するためHDL-Cとよく相関する。
[A-Ⅱ]
  • A-ⅠとともにHDL3を構成し、肝障害や胆汁うっ滞で顕著な変動が現れる。
[B]
  • コレステロール値とよく相関し、LDLの増加により高値になる。
[C-Ⅱ]
  • 主に肝臓で合成され、リポ蛋白リパーゼ活性化に必須である。
[C-Ⅲ]
  • トリグリセライド値とよく相関する。
[E]
  • C-Ⅲと同様にトリグリセライド値とよく相関するが、カイロミクロンやレムナントの増加も反映する。胆汁うっ滞や原発性胆汁性肝硬変でも増加する。現在ではアポEの表現型の分析も別途可能である。

【高値を示す疾患】

脂質代謝異常

[B,E]
動脈硬化症

【低値を示す疾患】

[A-Ⅰ,A-Ⅱ]
動脈硬化症
[B]
低ベータリポ蛋白血症無ベータリポ蛋白血症

関連疾患

E78.9.1:脂質代謝異常 E70-E90:代謝疾患
I70.9.4:動脈硬化症 I70-I79:動脈・細動脈・毛細血管の疾患
I70.9.4:動脈硬化症 I70-I79:動脈・細動脈・毛細血管の疾患
E78.6.10:低ベータリポ蛋白血症 E70-E90:代謝疾患
E78.6.11:無ベータリポ蛋白血症 E70-E90:代謝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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