WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02143

ビタミンB6vitamin B6, fractionation

3G036-0000-023-204

血液
2

遠心

血清
0.5

01

65
遮光

 

 

冷蔵

HPLC

ng/mL

5~7日

項目
コード
検査項目

02143

ビタミンB6vitamin B6, fractionation

3G036-0000-023-204

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.5

01

65
遮光

 

 

冷蔵

HPLC
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

5~7日

備考

基準

  • チャート参照:「ビタミンB6」基準値
  • 本検査は「*16」へ再委託をいたします.

チャート

「ビタミンB6」基準値

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号65:遮光容器(血清)

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: ビタミンA,B6,E,
    ICG

参考文献

吉田継親, 他: 薬学雑誌 98, 1319, 1978.

検査項目解説

臨床的意義

アミノ酸代謝の補酵素として働く水溶性ビタミンである。欠乏すると脂漏性皮膚炎を来す。

 ビタミンB6(VB6)は、ピリドキサミン(PAM)、ピリドキサール(PAL)、ピリドキシン(PIN)とそのそれぞれのリン酸エステルの計6種類からなり、その主成分はピリドキサールリン酸(PLP)の水溶性ビタミンである。VB6は、アミノ酸代謝の補酵素として、アミノ酸のアミノ基転移、加水分解、脱炭酸、酸化、加リン酸分解などの反応に関与する。

 食物として摂取されるVB6は全て遊離型として取り込まれ、腸管細胞内でピリドキシンリン酸を経てPLPに変換される。

 本邦では、食事での摂取不良によるVB6の欠乏症はほとんどみられない。しかし、血中のVB6濃度が正常範囲に維持されるためには、摂取タンパク質1 g当たり0.019 mgのVB6が必要といわれており、中心静脈栄養(IVH)などの輸液管理下の患者で測定意義を認める場合がある。

 VB6が欠乏すると顔の粘膜周辺に脂漏性皮膚炎がみられたり、小球性低色素性貧血が起こったりすることがある。

 一方、新生児にみられるVB6依存性痙攣は、PLP依存性酵素の一種L-グルタミン酸脱炭酸酵素の先天的変異で発現する。神経伝達物質のγ-アミノ酪酸(GABA)は、PLP依存性酵素であるL-グルタミン酸脱炭酸酵素の触媒により生成されるため、その酵素が変異するとPLPとの親和性が低下し、脳内のGABA濃度が低下するため痙攣が起こるとされている。

【低値を示す疾患】

小球性低色素性貧血ビタミンB6欠乏症脂漏性皮膚炎妊娠

備考

関連疾患

D50.8.1:小球性低色素性貧血 D50-D53:栄養性・出血性貧血
E53.1.1:ビタミンB6欠乏症 E50-E64:その他の栄養欠乏疾患
L21.9.1:脂漏性皮膚炎 L20-L30:皮膚炎・湿疹
Z33.1:妊娠 Z30-Z39:妊娠による影響
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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