WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

『その他の栄養欠乏疾患』に関連する検査項目

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00021

FAX

総蛋白
(TP)

3A010

栄養状態と肝・腎機能の指標となる検査である。肝硬変やネフローゼ症候群による低蛋白血症で低下する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

ビューレット法

g/dL

6.7~8.3

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

00042

リン脂質
(PL)

3F025

血中での脂質の安定化と代謝に重要な役割を果たすリポ蛋白の構成要素である。肝臓・胆道疾患で異常値を示す。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

酵素法

mg/dL

150~280

包括15

D007 2

生Ⅰ

1~2日

27630

ビタミンA

3G015

視覚や生殖機能の維持、上皮組織の分化、骨形成などに不可欠な役割を果たす脂溶性ビタミンである。欠乏すると夜盲症となる。

血液
1

遠心

血清
0.3

01

65
遮光

 

 

HPLC

μg/dL

27.2~102.7

6~12日

26560

ビタミンB1
(サイアミン)

3G025

欠乏すると脚気を引き起こす水溶性ビタミンである。

 

EDTA加血液
1

 

84
遮光

20日

LC-MS/MS

μg/dL

2.6~5.8

239

D007 53

生Ⅰ

3~4日

01563

ビタミンB2
(リボフラビン)

3G030

糖質や脂肪、タンパク質代謝などのエネルギー産生系に関与する水溶性ビタミンである。欠乏で口角炎、脂漏性皮膚炎となる。

 

EDTA加血液
1

 

84
遮光

20日

HPLC

μg/dL

12.8~27.6

242

D007 54

生Ⅰ

3~4日

02143

ビタミンB6

3G036

アミノ酸代謝の補酵素として働く水溶性ビタミンである。欠乏すると脂漏性皮膚炎を来す。

血液
2

遠心

血清
0.5

01

65
遮光

 

 

冷蔵

HPLC

ng/mL

5~7日

01565

ビタミンB12
(シアノコバラミン)

3G040

欠乏により巨赤芽球性貧血をもたらす水溶性の造血ビタミンである。

血液
2

遠心

 

血清
0.4

01

 

02

 

 

12週

CLIA

pg/mL

233~914

140

D007 38

生Ⅰ

2~3日

03990

ビタミンC
(アスコルビン酸)

3G060

強い還元作用を持つ水溶性ビタミンである。欠乏すると壊血病となる。

血清

遠心

 

 

除蛋白上清
0.5

指定容器 

 

58
遮光

 

 

 

4週

-70℃以下

HPLC

μg/mL

5.5~16.8

305

D007 60

生Ⅰ

5~7日

27769

25-OHビタミンD[ビタミン]
[くる病]

3G065

総ビタミンD量のことである。ヒトをはじめとする動物の骨代謝を司る重要な脂溶性ビタミンのひとつである。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4日

冷蔵

ECLIA

ng/mL

117

D007 31

生Ⅰ

2~3日

26225

25-OHビタミンD分画[ビタミン]

3G066

ビタミンDの代謝産物でありVD2とVD3に分画し測定される検査である。骨形成に関与し、不足するとくる病や骨軟化症となる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

D2 12.1 以下
D3 5.5~41.4

6~12日

00869

1α,25-(OH)2ビタミンD[ビタミン]

3G070

最も生理活性が強いビタミンDである。血中カルシウム濃度を上げる働きを持つ。

血液
3

遠心

血清
1

01

02

 

 

RIA(二抗体法)

pg/mL

20~60

388

D007 62

生Ⅰ

3~6日

01142

レチノール結合蛋白
(RBP)

5C030

血中レチノールの特異的輸送タンパク質である。肝胆道疾患や腎疾患の病態把握、栄養状態の把握に用いる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

mg/dL

M 2.7~6.0
F 1.9~4.6

136

D015 15

免疫

2~3日

00050

FAX

カルシウム
(Ca)

3H030

骨代謝だけではなく筋収縮、血液凝固にも必須な物質である。PTH、ビタミンD、カルシトニンなどが血中濃度を厳密にコントロールしている。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

2週

冷蔵

アルセナゾⅢ法

mg/dL

8.4~10.4

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

01640

亜鉛 〈血清〉
(Zn)

3I030

代表的な必須微量金属であり、欠乏すると皮膚炎や味覚障害を来す。亜鉛欠乏症の診断に重要な検査である。

溶血不可

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

 

01

 

 

 

18日

冷蔵

比色法

μg/dL

80~130

136

D007 37

生Ⅰ

2~3日

01641

亜鉛 〈尿〉
(Zn)

3I030

代表的な必須微量金属であり、欠乏すると皮膚炎や味覚障害を来す。亜鉛欠乏症の診断に重要な検査である。

単独検体

 

尿
5

指定容器 

 

59

 

4週

冷蔵

原子吸光法

μg/L

64~947

136

D007 37

生Ⅰ

3~6日

01147

セレン
(Se)

3I035

至適血中濃度幅が狭いため、欠乏から中毒へ転じやすい必須微量金属である。

単独検体

血液
2

遠心

 

 

金属用血清
0.5

 

 

 

指定容器 

 

68

 

 

 

 

3週

冷蔵

ICP-MS

μg/dL

10.0~16.0

144

D007 39

生Ⅰ

3~4日

07408

マンガン 〈血液〉
(Mn)

3K125

マンガン鉱山や精錬工場労働者におけるマンガンへの暴露指標となる検査である。

 

ヘパリン加血液
0.5

 

10

3週

冷蔵

ICP-MS

μg/dL

0.4~2.0

包括27

D007 8

生Ⅰ

5~10日

01631

マンガン 〈尿〉
(Mn)

3K125

マンガン鉱山や精錬工場労働者におけるマンガンへの暴露指標となる検査である。

単独検体

 

尿
0.5

指定容器 

 

59

 

3週

冷蔵

ICP-MS

μg/L

2.0 未満

包括27

D007 8

生Ⅰ

5~10日

05215

骨型アルカリフォスファターゼ
(BAP)

3B072

ALPアイソザイムの3型に相当する骨由来のALPである。がんの骨転移や骨粗鬆症など骨疾患で上昇し、食事の影響を受けにくい。

血液
1

遠心

血清
0.3

01

02

 

 

CLEIA

μg/L

M 3.7~20.9
F 閉経前 2.9~14.5
閉経後 3.8~22.6

包括161

D008 30

生Ⅱ

2~3日

26734

低カルボキシル化オステオカルシン
(ucOC)

4Z282

ビタミンKが不足した場合に血中に放出される正常な機能を持たないオステオカルシンを測定する検査である。骨密度とは異なる骨折リスク因子である。

溶血不可

血液
1

遠心

血清
0.3

 

01

02

 

 

 

ECLIA

ng/mL

4.50 未満

包括154

D008 26

生Ⅱ

3~5日

27769

25-OHビタミンD[副甲状腺]
[くる病]

3G065

総ビタミンD量のことである。ヒトをはじめとする動物の骨代謝を司る重要な脂溶性ビタミンのひとつである。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4日

冷蔵

ECLIA

ng/mL

117

D007 31

生Ⅰ

2~3日

27425

25-OHビタミンD(Total)[副甲状腺]
[骨粗鬆症]

3G065

総ビタミンD量のことである。ヒトをはじめとする動物の骨代謝を司る重要な脂溶性ビタミンのひとつである。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4日

冷蔵

ECLIA

ng/mL

ビタミンD欠乏 20.0 未満
ビタミンD不足 20.0~29.9

117

D007 31

生Ⅰ

2~3日

26225

25-OHビタミンD分画[副甲状腺]

3G066

ビタミンDの代謝産物でありVD2とVD3に分画し測定される検査である。骨形成に関与し、不足するとくる病や骨軟化症となる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

D2 12.1 以下
D3 5.5~41.4

6~12日

00869

1α,25-(OH)2ビタミンD[副甲状腺]

3G070

最も生理活性が強いビタミンDである。血中カルシウム濃度を上げる働きを持つ。

血液
3

遠心

血清
1

01

02

 

 

RIA(二抗体法)

pg/mL

20~60

388

D007 62

生Ⅰ

3~6日

01859

フェリチン

5C095

鉄の貯蔵および血清鉄濃度の維持を行うタンパク質である。鉄の貯蔵状態を反映し、貧血や悪性腫瘍の病態把握に有用である。

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

ng/mL

M 9.0~275
F 4.0~87.0

105

D007 25

生Ⅰ

2~3日

00503

FAX

ヘモグロビン
(Hb)

2A030

血液中の血色素であるヘモグロビンを測定する検査である。貧血などの血液疾患のスクリーニング検査として用いられる。

EDTA加血液
2

13

冷蔵凍結不可

SLS-Hb法

g/dL

M 13.5~17.5
F 11.5~15.0

21

D005 5

血液

1~2日

07934

FAX

プロトロンビン時間
(PT)

2B030

外因系の凝固活性を総合的に判定するスクリーニング検査である。肝不全、凝固因子欠乏症で遅延し、血栓性静脈炎で短縮する。

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

2週

透過光

%

70~100
INR 0.85~1.15

18

D006 2

血液

2~3日

00556

FAX

活性化部分トロンボプラスチン時間
(APTT)

2B020

内因性凝固活性の指標である。PTとともに出血性素因の疑われる場合にスクリーニングに用いられる検査である。血友病で延長する。

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

2週

透過光

25.0~36.0

29

D006 7

血液

2~3日

01186

プロテインC 《抗原量》

2B700

血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮するビタミンK依存性のタンパク質である。減少により血栓傾向となる。

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.3

15

 

02

 

 

2週

LPIA

%

62~131

包括232

D006 31

血液

2~5日

01139

プロテインC 《活性》

2B700

血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮するビタミンK依存性のタンパク質である。減少により血栓傾向となる。

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

2週

合成基質法

%

64~135

包括234

D006 32

血液

2~3日

01340

第Ⅱ因子活性
(F2)

2B350

プロトロンビンとも呼ばれるトロンビンの前駆物質の活性を測定する検査である。先天性異常による欠乏症のほか、ビタミンKの不足時に低値となる。

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

2週

PT法

%

74~146

包括223

D006 30

血液

2~5日

01676

第Ⅶ因子活性
(F7)

2B380

外因系の凝固過程において組織トロンボプラスチンおよび第Ⅹ因子を活性化する糖タンパクである。ビタミンK依存性のため、ビタミンK欠乏症で低値になる。

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

2週

PT法

%

63~143

包括223

D006 30

血液

2~5日

00598

第Ⅸ因子活性
(F9)

2B400

内因系の凝固機序に関与するビタミンK依存性の凝固因子である。代表的な欠乏症として血友病Bが知られている。

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

2週

APTT法

%

74~149

包括223

D006 30

血液

2~5日

01677

第Ⅹ因子活性
(F10)

2B410

内因系・外因系両方の凝固反応に関わるビタミンK依存性の凝固因子である。出血傾向および血栓傾向を知るための指標である。

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

2週

PT法

%

71~128

包括223

D006 30

血液

2~5日

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