WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07408 |
マンガン 〈血液〉 |
|
10 |
3週 冷蔵 |
ICP-MS | μg/dL 0.4~2.0 |
包括27 D007 8 生Ⅰ |
5~10日 |
項目 コード |
検査項目 |
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07408 |
マンガン 〈血液〉 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
10 |
3週 冷蔵 |
ICP-MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/dL 0.4~2.0 |
包括27 D007 8 生Ⅰ |
5~10日 |
備考
基準
- 産業衛生関連検査としてご依頼の場合の基準値は、チャート参照:産業衛生関連検査一覧
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/マンガン(Mn)
- 実施料:包括27
- 診療報酬区分:D007 8
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
1月以上(胆汁排泄能の低下している患者については、2週間以上)高カロリー静脈栄養法が行われている患者に対して、3月に1回に限り算定できます。
チャート
容器
容器番号10:ヘパリン容器
- 採取量: 4mL・9mL
- 添加剤: ヘパリンNa
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アミノ酸分析,
微量金属,
染色体検査
検査項目解説
臨床的意義
マンガン鉱山や精錬工場労働者におけるマンガンへの暴露指標となる検査である。
マンガン(Mn)は、人体における必須金属のひとつで、成人の体内に約12~18 mg含まれており、糖転移酵素などある種の酵素群に対しては、触媒として作用することが知られている。また、活性酸素のスカベンジャーであるsuperoxide dismutase(SOD)の働きにもMnが必要とされている。
Mnは、さまざまな物質の代謝に関与しているため、欠乏すると骨病変や糖代謝異常、血液凝固異常などを起こす可能性がある。通常の食事ではマンガン欠乏症は考えにくいが、長期の経静脈栄養を行っている患者では、場合によっては考慮すべき病態といえる。
Mnは過剰に摂取されると、神経障害を主とした中毒症状を起こす。Mn鉱山作業者や精練工場作業者では、職業的暴露により気道から大量に吸入されると、中枢神経障害や精神障害、呼吸器障害などを主徴とするマンガン中毒を引き起こす。
日本人では食事により1日に平均2~4 mgのMnを摂取するといわれている。体液中のMn濃度はきわめて低く、基準範囲も測定者によりさまざまな報告がある。実験的にMn欠乏動物を作るときに、マグネシウム(Mg)欠乏状態に置くと容易にMn欠乏になることから、MnとMgは密接な関係があると考えられている。
【高値を示す疾患】
マンガン中毒,危険因子への職業的曝露
【低値を示す疾患】
マンガン欠乏症
関連疾患
Z57:危険因子への職業的曝露 → Z55-Z65:危険因子への曝露
T57.2.1:マンガン中毒 → T51-T65:薬用を主としない物質の毒作用
E61.3.1:マンガン欠乏症 → E50-E64:その他の栄養欠乏疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.