WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04323 |
エトスクシミドethosuximide3L135-0000-023-024 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | μg/mL 40~100 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
04323 |
エトスクシミドethosuximide3L135-0000-023-024 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL 40~100 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:緊急報告対象項目とその基準
検体
- 半減期が長いため随時も可能ですが、同一患者では一定時刻に採血することが推奨されています。
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:ザロンチン、エピレオプチマル
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
スクシミド系の抗てんかん剤である。代謝速度には個人差が大きく、適正血中濃度を維持する必要がある。
1.作用
エトスクシミドは、スクシミド系の抗てんかん剤の一種である。1964年に薬価収載され古くから使用されている薬剤である。
抗けいれん作用はトリメタジオンと類似しており、特有の脳波(3/秒 spike&wave)を呈する定型欠神発作の脳波所見を改善する効果を持つ。
健康成人に1 gをカプセルとして経口投与後、1~4時間で最高血中濃度に達し、半減期は約60時間である。小児にシロップとして500 mg経口投与した場合では、3~7時間で最高濃度に達し、半減期は33.4時間である。本剤の代謝速度に関しては個人差が大きいため、血中濃度の測定は重要である。
血中濃度が定常状態に達するには通常、投与開始後6~12日を要する。
2.禁忌
重篤な血液障害のある患者、本剤に対して過敏症の既往歴のある患者には投与しない。
3.採血時期
次回投与直前(トラフ)。
半減期が長いため、随時採血も可能であるが、比較のためには定刻を守る方が望ましい。
【主に用いられる疾患】
てんかん
【副作用】
再生不良性貧血
関連疾患
G40.9.2:てんかん → G40-G47:挿間性・発作性疾患
D61.9.4:再生不良性貧血 → D60-D64:その他の貧血
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.