WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01591 |
ニトラゼパムnitrazepam3L165-0000-023-205 |
遠心
|
03 ↓
02 |
3週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 20~100 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01591 |
ニトラゼパムnitrazepam3L165-0000-023-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
3週 冷蔵 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 20~100 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
備考
検体
- 半減期が長いため随時も可能ですが、同一患者では一定時刻に採血することが推奨されています。
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:ベンザリン、ネルボン
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
ベンゾジアゼピン系の催眠作用を持つ抗てんかん剤である。血中濃度測定により中毒を予防する。
1.作用
ニトラゼパムは、ベンゾジアゼピン系薬物の中で催眠剤に分類される薬物であり、抗てんかん剤として用いられる。1978年に発売が開始された。
主に、大脳辺縁系(扁桃核、海馬)ならびに視床下部に作用点があり、情動障害を取り除き、覚醒賦活系への余剰刺激伝達を遮断して催眠作用を発揮する。ニトラゼパムは他のベンゾジアゼピン系薬物にみられるような活性代謝物への転換はないが、parent compoundの血中半減期が比較的長く、反復投与により蓄積効果が生じる。しかし、一般に催眠剤として1日1回就寝前にのみ用いる場合は継続使用しても蓄積は起こらない。
血中動態では健康成人に10 mg経口投与すると、速やかに吸収され約2時間後に最高濃度に達し、大部分が24~48時間以内に排泄される。
2.禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者、急性狭隅角緑内障のある患者、重症性筋無力症のある患者には投与しない。
3.採血時期
次回投与直前(トラフ)。
【主に用いられる疾患】
てんかん,不眠症
【副作用】
CO2ナルコーシス,錯乱発作
関連疾患
G40.9.2:てんかん → G40-G47:挿間性・発作性疾患
G47.0.1:不眠症 → G40-G47:挿間性・発作性疾患
R06.8.2:CO2ナルコーシス → R00-R09:循環器系・呼吸器系の症状
R41.0.3:錯乱発作 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.