WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01608 |
リドカインlidocaine3L875-0000-023-024 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EMIT | μg/mL 有効治療濃度 1.5~5.0 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01608 |
リドカインlidocaine3L875-0000-023-024 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EMIT |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL 有効治療濃度 1.5~5.0 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:緊急報告対象項目とその基準
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:キシロカイン、オリベス
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
Cobb, M. E. et al.: Clin. Chem. 23, 1161, 1977.
検査項目解説
臨床的意義
期外収縮、発作性頻脈の治療薬である。肝疾患で半減期が延長する。
1.作用
本来、リドカインは局所麻酔薬である。しかし、心収縮抑制作用が少ないので、プロカインアミドやキニジンなどの心収縮の低下を招くような抗不整脈剤を使用できない急性心筋梗塞患者に、抗不整脈剤として用いられる。心機能抑制作用はプロカインアミドと比較すると弱い。Vaughan Williams分類では、Ⅰb群に属している。
本剤は、経口投与で全量が吸収されるが、門脈から肝臓に入り、速やかに約70 %が代謝されるため経口剤は実用化されていない。肝臓依存型の代謝であるため、肝硬変患者には血中濃度をみながら投与量を減らす。
血中半減期は非常に短い。静注後20分以内に消失して作用が認められなくなるため、追加投与が可能であるが、1時間内の基準最高投与量は300 mgとする。過量投与を避けるため、心電図の連続監視と頻回の血圧測定が行われる。
2.禁忌
重篤な刺激伝導障害(完全房室ブロックなど)のある患者、本剤またはアニリミド型局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しない。
3.採血時期
静注:投与後2時間
点滴静注:終了後6~12時間
【主に用いられる疾患】
発作性頻拍,期外収縮,不整脈
【副作用】
振戦,意識障害,悪性高熱症,ショック
関連疾患
I47.9.2:発作性頻拍 → I30-I52:その他の心疾患
I49.4.2:期外収縮 → I30-I52:その他の心疾患
I49.9.2:不整脈 → I30-I52:その他の心疾患
R25.1.8:振戦 → R25-R29:神経系・筋骨格系の症状
R40.2.2:意識障害 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R50.9.1:悪性高熱症 → R50-R69:全身症状・徴候
R57.9.1:ショック → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.