WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01050

テストステロンtestosterone

4F065-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

ng/mL

M 1.92~8.84
F 閉経前 0.15~0.44
閉経後 0.12~0.31

包括119

D008 13

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

01050

テストステロンtestosterone

4F065-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

M 1.92~8.84
F 閉経前 0.15~0.44
閉経後 0.12~0.31

包括119

D008 13

生Ⅱ

2~3日

備考

依頼

  • 性別、年齢を必ず明記してください。

検体

  • 午前中(9~12時)に採血してください。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/テストステロン
  • 実施料:包括119
  • 診療報酬区分:D008 13
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

松崎利也, 他: 医学と薬学 70, (2), 331, 2013.

検査項目解説

臨床的意義

代表的な男性ホルモンとして測定される検査である。主に男性性腺機能検査として用いられる。

 テストステロンは、その大部分が男性では精巣、女性では副腎と卵巣で産生される代表的なアンドロジェンで、男性化作用が最も強いステロイドホルモンである。血中ではその97 %以上が性ホルモン結合タンパク(SHBG)と結合しており、残りが活性を持つ遊離型である(遊離テストステロンの項参照)。

 生理作用として男性の性的特徴を発現させ、それを維持することにあるため、男性ホルモン活性と精巣機能のマーカーとしては最も優れている。

 日内変動があるため、採血時間を一定にしておく必要がある。また、1点測定では精巣機能を把握しがたい場合があるので、hCG刺激試験やデキサメサゾン抑制試験を行う。テストステロンは、精巣に器質的な不全がある場合はhCG負荷で反応せず、デキサメサゾン負荷で抑制される。

【高値を示す疾患】

男性化副腎腫瘍多毛症

【低値を示す疾患】

精巣機能不全症無精子症クラインフェルター症候群

備考

  • チャート参照:副腎皮質ホルモンの生合成経路と関連物質
    チャート参照:先天性副腎過形成症の検査診断
    チャート参照:エストロジェンの代謝経路

関連疾患

E25.9.3:男性化副腎腫瘍 E20-E35:その他の内分泌疾患
L68.9.1:多毛症 L60-L75:皮膚付属器の疾患
E29.1.3:精巣機能不全症 E20-E35:その他の内分泌疾患
N46.8:無精子症 N40-N51:男性生殖器の疾患
Q98.4.1:クラインフェルター症候群 Q90-Q99:先天性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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