WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

03860

遊離テストステロンfree testosterone

4F070-0000-023-005

血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

2カ月

RIA(チューブ固相法)

pg/mL

包括159

D008 27

生Ⅱ

2~5日

項目
コード
検査項目

03860

遊離テストステロンfree testosterone

4F070-0000-023-005

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

2カ月

RIA(チューブ固相法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

包括159

D008 27

生Ⅱ

2~5日

備考

依頼

  • 性別、年齢を必ず明記してください。

検体

  • 午前中(9~12時)に採血してください。

基準

  • チャート参照:「遊離テストステロン」基準値

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/遊離テストステロン
  • 実施料:包括159
  • 診療報酬区分:D008 27
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

チャート

「遊離テストステロン」基準値

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Van Uytfanghe, K. et al.: Clin. Biochem. 38, 253, 2005.

検査項目解説

臨床的意義

最も活性の強い男性ホルモンである。大部分は生物活性のないタンパク質結合型として血中に存在するが、本検査は活性を持つ遊離型のみを定量する。

 テストステロンは、最も活性の強い男性ホルモンであり、その大部分(97 %以上)が性ホルモン結合タンパク(SHBG)と結合している。また、親和性は弱く、アルブミンとも結合しているが、いずれにしてもタンパク質結合型には活性はない。

 従来のテストステロンはタンパク質結合型と遊離型をあわせて測定するため、肝疾患、甲状腺疾患や肥満など結合タンパク質の増減に影響される問題があった。遊離テストステロンはこれを解決するものであり、結合タンパク質との動態をみる上では両者のコンビネーション測定にも意義がある。

 総テストステロンと比較して、遊離テストステロン値の老齢男性における低下は顕著であるが、これは結合タンパク質の影響と考えられている。

【高値を示す疾患】

男性化副腎腫瘍多毛症

【低値を示す疾患】

精巣機能不全症無精子症クラインフェルター症候群

備考

  • チャート参照:副腎皮質ホルモンの生合成経路と関連物質
    チャート参照:先天性副腎過形成症の検査診断

関連疾患

E25.9.3:男性化副腎腫瘍 E20-E35:その他の内分泌疾患
L68.9.1:多毛症 L60-L75:皮膚付属器の疾患
E29.1.3:精巣機能不全症 E20-E35:その他の内分泌疾患
N46.8:無精子症 N40-N51:男性生殖器の疾患
Q98.4.1:クラインフェルター症候群 Q90-Q99:先天性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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