WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
03825 |
塩基性フェトプロテイン |
溶血不可
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | ng/mL 75 未満 |
包括150 D009 17 生Ⅱ |
3~6日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
03825 |
塩基性フェトプロテイン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
溶血不可
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 75 未満 |
包括150 D009 17 生Ⅱ |
3~6日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:腫瘍マーカー/塩基性フェトプロテイン(BFP)
- 実施料:包括150
- 診療報酬区分:D009 17
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
石井 勝, 他: 癌と化療 15, 2107, 1988.
検査項目解説
臨床的意義
臓器特異性は低いが各種がんにおいて比較的一定の陽性率を示す腫瘍マーカーであり、術後の再発の指標としても有用である。
塩基性フェトプロテイン(BFP)は、1974年に石井によりヒト胎児血清、腸および脳組織抽出液中に見出された塩基性の胎児性タンパク質である。免疫組織化学的に胃癌、大腸癌、原発性肝癌、肺癌、乳癌、腎癌、白血病細胞などに高頻度に存在することが報告されており、腫瘍スペクトルの広いマーカーとして評価されている。
また、BFPと他の既存の腫瘍マーカーとの間に相関性は認められず、コンビネーションアッセイにおいても有用と考えられる。
臓器特異性は比較的低いものの、BFPは診断の確定した悪性腫瘍の経過観察には有用なマーカーと考えることができる。
【高値を示す疾患】
腎癌,膀胱癌,大腸癌,肝癌,胆のう癌,肺癌,子宮癌,卵巣癌,前立腺癌
関連疾患
C18.9.12:大腸癌 → C15-C26:消化器腫瘍
C22.0.1:肝癌 → C15-C26:消化器腫瘍
C23.2:胆のう癌 → C15-C26:消化器腫瘍
C34.9.12:肺癌 → C30-C39:呼吸器腫瘍
C55.1:子宮癌 → C51-C58:女性生殖器腫瘍
C56.5:卵巣癌 → C51-C58:女性生殖器腫瘍
C61.5:前立腺癌 → C60-C63:男性生殖器腫瘍
C64.5:腎癌 → C64-C68:泌尿器腫瘍
C67.9.1:膀胱癌 → C64-C68:泌尿器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.