WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02948 |
DUPAN-2DUPAN-25D170-0000-023-023 |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
EIA | U/mL 150 以下 |
包括115 D009 7 生Ⅱ |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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02948 |
DUPAN-2DUPAN-25D170-0000-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 150 以下 |
包括115 D009 7 生Ⅱ |
3~5日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:腫瘍マーカー/DUPAN-2
- 実施料:包括115
- 診療報酬区分:D009 7
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
竹森康弘, 他: 癌と化療 14, 119, 1987.
検査項目解説
臨床的意義
特に膵癌、胆道癌などで上昇する血中腫瘍マーカーである。ルイス抗原陰性者でも使用可能である。
DUPAN-2は、Metzgarら(1982年)が膵腺癌由来培養細胞を免疫原として作製したモノクローナル抗体により認識される分子量数百万の巨大糖タンパクで、シアル酸が抗原活性に関与する糖鎖抗原と考えられている。そのエピトープは、血液型関連糖鎖の1つのシアリルLc4である。
血中DUPAN-2値とLewis血液型は、CA19-9の場合と裏返しの関係にあり、Le抗原陰性者でより高値を示すという。
DUPAN-2は、膵癌、胆道癌にはとりわけ高い陽性率を示し、これら悪性疾患の診断補助ならびに術後・治療後の経過観察に有用な指標となる。
なお、DUPAN-2の健常者cut-off値として一般に150 U/mLが用いられているが、良性疾患においてはかなりの偽陽性が認められる。がん特異性を考慮する場合には400 U/mLをより高次のcut-off値として利用することが望ましい。
【高値を示す疾患】
胆のう癌,膵癌,胃癌,肝癌
関連疾患
C16.9.8:胃癌 → C15-C26:消化器腫瘍
C22.0.1:肝癌 → C15-C26:消化器腫瘍
C23.2:胆のう癌 → C15-C26:消化器腫瘍
C25.9.3:膵癌 → C15-C26:消化器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.