WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00949

CA125CA125

5D100-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

U/mL

35.0 以下

包括136

D009 11

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

00949

CA125CA125

5D100-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

35.0 以下

包括136

D009 11

生Ⅱ

2~3日

備考

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/CA125
  • 実施料:包括136
  • 診療報酬区分:D009 11
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 腫瘍マーカーは、悪性腫瘍の患者であることが強く疑われる者に対して検査を行った場合に、悪性腫瘍の診断の確定又は転帰の決定までの間に1回を限度として算定する。悪性腫瘍の診断が確定し、計画的な治療管理を開始した場合、当該治療管理中に行った腫瘍マーカーの検査の費用は「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料に含まれ、腫瘍マーカーは、原則として、「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料と同一月に併せて算定できない。ただし、悪性腫瘍の診断が確定した場合であっても、次に掲げる場合においては、「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料とは別に腫瘍マーカーの検査料を算定できる。

  • ア 急性及び慢性膵炎の診断及び経過観察のために「8」のエラスターゼ1を行った場合
  • イ 肝硬変、HBs抗原陽性の慢性肝炎又はHCV抗体陽性の慢性肝炎の患者について、「2」のα-フェトプロテイン(AFP)、「10」のPIVKA-II半定量又は定量を行った場合(月1回に限る。)
  • ウ 子宮内膜症の診断又は治療効果判定を目的として「11」のCA125又は「27」のCA602を行った場合(診断又は治療前及び治療後の各1回に限る。)
  • エ 家族性大腸腺腫症の患者に対して「3」の癌胎児性抗原(CEA)を行った場合


■ 「11」のCA125及び「27」のCA602を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。

■ 上記(1)にかかわらず、(5)に掲げる項目について、1つを「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料の項目とし、他の1つの検査を腫瘍マーカーの項目として算定することはできず、いずれか一方のみ算定する。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

梅木尚子, 他: 日臨検自動化会誌 26, 143, 2001.

検査項目解説

臨床的意義

主に卵巣癌に有用な腫瘍マーカーである。子宮内膜症と子宮筋腫の鑑別にも用いられる。

 CA125は、Bastら(1981年)により卵巣漿液性嚢胞腺癌の腹水培養細胞を免疫原として作製されたモノクローナル抗体OC125によって認識される抗原である。胎児と成人の中皮およびミュラー管由来臓器や、成人の卵巣、子宮内膜、腹膜および胸膜に正常でも存在する糖鎖抗原である。

 これら臓器・組織のがんまた炎症性疾患では、CA125の著明な産生増加が認められ、とりわけ漿液性卵巣癌にきわめて高い陽性率を示すことが報告されている。また、その他の婦人科がんあるいは肝胆膵領域のがんにも一定の有用性が認められる。なお、ムチン性の卵巣癌ではCA54/61の測定が有用とされる。

 こうした腫瘍マーカーとしての臨床応用に加えて、CA125は子宮内膜症の診断ならびに治療の側面からも評価されるようになった。子宮内膜症でCA125が高い陽性率を示すことは早くから知られ、子宮筋腫との鑑別および子宮筋腫患者の手術適応決定の指標に応用が可能である。また、Danazol療法による治療経過をよく反映することから、治療効果判定の指標としても有用と思われる。

【高値を示す疾患】

卵巣癌胃癌膵癌肺癌子宮癌

関連疾患

C16.9.8:胃癌 C15-C26:消化器腫瘍
C25.9.3:膵癌 C15-C26:消化器腫瘍
C34.9.12:肺癌 C30-C39:呼吸器腫瘍
C55.1:子宮癌 C51-C58:女性生殖器腫瘍
C56.5:卵巣癌 C51-C58:女性生殖器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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