WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12201 |
Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド |
|
25 |
14日 冷蔵 |
CLEIA | nmol BCE/mmol・Cr 骨吸収亢進の指標 55 以上 |
包括156 D008 25 生Ⅱ |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
12201 |
Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
14日 冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
nmol BCE/mmol・Cr 骨吸収亢進の指標 55 以上 |
包括156 D008 25 生Ⅱ |
3~4日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)
- 実施料:包括156
- 診療報酬区分:D008 25
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
「NTX」、「オステオカルシン」または「DPD」を併せて実施した場合は、いずれか1つのみ算定できます。
乳癌、肺癌または前立腺癌と既に診断された患者に対し骨転移診断のために行い、当該検査に基づいて計画的な治療管理を行った場合には、「悪性腫瘍特異物質治療管理料」として算定します。
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
参考文献
三浦雅一: 腎と骨代謝 15, 271, 2002.
検査項目解説
臨床的意義
骨基質の分解産物を測定する検査である。骨粗鬆症、原発性副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍の骨転移など、骨吸収が亢進する疾患の経過観察に有用な検査である。
Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)は、骨基質の主要構成タンパク質であるⅠ型コラーゲンの分解産物である。
骨吸収が起こると、分解生成されるⅠ型コラーゲンのペプチド断片には、N-末端側由来の産物であるNTXも含まれている。骨組織から血中に放出されたNTXは、最終的に尿中に排泄される。NTXは、骨吸収を反映して尿中に現れるコラーゲン分解産物と考えることができる。
骨粗鬆症に対し、いくつかの骨吸収抑制剤が登場しているが、これらの効果判定は、投与前後の尿中NTX排泄量変化から推定することが可能である。薬剤で骨吸収が抑制されれば、それを反映し、尿中NTXは有意に低下する。他の骨吸収マーカーよりもNTXは、こうした骨吸収抑制剤に対する反応性が鋭敏とされている。
【高値を示す疾患】
副甲状腺機能亢進症,骨粗鬆症,骨転移癌
関連疾患
C79.5.11:骨転移癌 → C76-C80:その他の部位不明腫瘍
E21.3.2:副甲状腺機能亢進症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
M81.9.1:骨粗鬆症 → M80-M85:骨の密度・構造の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.