WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00322 |
ASO定量antistreptolysin-O5E035-0000-023-062 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | IU/mL 200 以下 |
15 D012 1 免疫 |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00322 |
ASO定量antistreptolysin-O5E035-0000-023-062 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
IU/mL 200 以下 |
15 D012 1 免疫 |
1~2日 |
備考
検体
- チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。
参考
- チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/抗ストレプトリジンO(ASO)半定量
- 実施料:15
- 診療報酬区分:D012 1
- 判断料区分:免疫学的検査
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
堀 好恵, 他: 機器・試薬 20, 98, 1997.
検査項目解説
臨床的意義
溶連菌(A群β型溶血性連鎖球菌)毒素の中和抗体を測定する検査である。溶連菌感染の診断に用いられる。
ストレプトリジンO(SLO)は、咽頭などに存在するグラム陽性球菌、Streptococcus pyogenesの産生する溶血素である。ASOは、ストレプトリジンOに対する抗体価を測定する検査である。本菌を含む溶連菌(A群β溶血性連鎖球菌)に感染すると血中にこの抗体が増加する。ASO価とは、この毒素中和抗体の力価をいう。
SLOは、強い溶血活性を示すため、適切な条件下で動物血球を作用させると溶血が起こるが、前もってSLOをASOで中和しておけば、これに動物血球を作用させても溶血は起こらない。このような性質を利用した毒性中和反応を用いて、ASO価測定を行い、溶連菌感染症(リウマチ熱、急性糸球体腎炎など)のスクリーニングが行われる。
ASO価は、溶連菌感染後約1週間より上昇し、3~5週でピークに達し、3カ月ごろには元の値に戻る。このため咽頭培養で溶連菌が証明されなくても、ASO価上昇が起こることがあり、その逆の場合も起こり得る。溶連菌感染症の全てに上昇がみられるわけでもなく、感度はおよそ80 %といわれている。また、単なる保菌者では上昇はみられない。
【高値を示す疾患】
猩紅熱,丹毒,溶連菌感染症,リウマチ熱,急性糸球体腎炎
関連疾患
A38.2:猩紅熱 → A30-A49:細菌性疾患
A46.8:丹毒 → A30-A49:細菌性疾患
A49.1.8:溶連菌感染症 → A30-A49:細菌性疾患
I00-I02:リウマチ熱 → I00-I02:リウマチ熱
N00.9.1:急性糸球体腎炎 → N00-N08:糸球体疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.