WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02954 |
アスペルギルス抗原Aspergillus antigen5E148-0000-023-023 |
遠心
|
01 ↓
02 |
5週 凍 |
EIA | 陰性(-) |
157 D012 30 免疫 |
2~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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02954 |
アスペルギルス抗原Aspergillus antigen5E148-0000-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓
02 |
5週 凍 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
157 D012 30 免疫 |
2~4日 |
備考
項目
- チャート参照:「アスペルギルス抗原」結果判定に関する注意
報告
- ピペラシリン/タゾバクタム合剤投与患者では陽性となる場合があります。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/アスペルギルス抗原
- 実施料:157
- 診療報酬区分:D012 30
- 判断料区分:免疫学的検査
侵襲性肺アスペルギルス症の診断のために実施した場合にのみ算定できます。
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
見手倉久治, 他: 医学と薬学 42, 207, 1999.
検査項目解説
臨床的意義
アスペルギルス属真菌を測定する検査である。免疫不全患者の増加に伴い日和見感染症であるアスペルギルス症も増加している。
アスペルギルスは、自然界に広く分布する真菌で、病巣内ではY字型に分岐する菌糸として存在する。主な感染経路は経気道感染で、肺を中心に気管支、胸腔、外耳などに病変を起こす。日和見感染が多く、宿主が何らかの器質的病変を有するか、免疫不全状態に陥った場合に病原性を発現する。
臨床像としては、定着型、アレルギー型、組織侵入型、真菌中毒症型に大別される。診断には胸部X線、喀痰培養などとともに血清学的検査が有用で、特に定着型、アレルギー型において抗体検出は感度、特異性が高い。また、治療効果判定には抗体の定量的検査が役立つ。
免疫不全患者、免疫抑制剤投与時には、抗体検査は陰性化するので証明には抗原検出が必要となる。
また、真菌感染症のスクリーニングには、β-D-グルカンやD-アラビニトールが有用である。
【陽性を示す疾患】
アスペルギルス症,アレルギー性気管支肺アスペルギルス症,肺アスペルギローマ
関連疾患
B44.9.2:アスペルギルス症 → B35-B49:真菌症
J99.8.21:アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 → J95-J99:その他の呼吸器疾患
J99.8.23:肺アスペルギローマ → J95-J99:その他の呼吸器疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.