WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27776 |
カンジダマンナン抗原Candida antigen5E142-0000-023-023 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
EIA | U/mL 0.05 未満 |
134 D012 23 免疫 |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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27776 |
カンジダマンナン抗原Candida antigen5E142-0000-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 0.05 未満 |
134 D012 23 免疫 |
3~5日 |
備考
検体
- フィブリン除去のための竹串の使用は避けてください。
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/カンジダ抗原定性
- 実施料:134
- 診療報酬区分:D012 23
- 判断料区分:免疫学的検査
カンジダ血症またはカンジダ肺炎の診断の目的で行った場合に算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
藤田信一: 日本臨牀 66, (12), 2313, 2008.
新崎晃弘, 他: 臨床検査機器・試薬 23, (3), 197, 2000.
検査項目解説
臨床的意義
深在性真菌感染症の代表的起炎菌であるカンジダの抗原を検出する検査である。
カンジダ(Candida albicans)は、正常菌叢を構成する真菌の一種である。
健常者にも抗体が存在するが、宿主との関連により、コロニゼイション、表在性感染、深在性感染の3つの形態に分類される。この内で深在性感染が最も問題であり、本検査も主にこれを目的として行われる。
深在性真菌症とは、カンジダのような真菌が血液や臓器に感染するもので、早期診断が難しく、病理組織学的診断や培養により菌を証明することも困難とされる。
本検査は、カンジダの細胞壁の主要構成成分であるマンナン抗原を測定する。
深在性カンジダ感染症は、一般に日和見感染の形をとりやすい。患者の多くは免疫不全の状態にあるため、抗体が証明されない場合も多い。そこで宿主側の感染防御機能が低下しており、原因不明の発熱があった場合に、カンジダ感染症を疑い、本検査を行う。
関連検査として、カンジダ属の細胞壁構成成分のひとつであるβ-D-グルカンの測定も診断に有用である。
【高値を示す疾患】
カンジダ症
関連疾患
B37.9.1:カンジダ症 → B35-B49:真菌症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.