WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13433 |
STI4種同時核酸検出6B645-0000-001-862 6B645-0000-085-862 |
または
|
指定容器
53
指定容器
53 |
14日 冷蔵
14日 冷蔵 |
リアルタイムPCR法 | クラミジア・トラコマチス 検出せず |
微生 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
13433 |
STI4種同時核酸検出6B645-0000-001-862 6B645-0000-085-862 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
または
|
指定容器
53
指定容器
53 |
14日 冷蔵
14日 冷蔵 |
リアルタイムPCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
クラミジア・トラコマチス 検出せず |
微生 |
2~3日 |
備考
検体
- アボットジャパン「Alinity(R) m マルチコレクト(R) 検体採取キット」の「検体の採取方法」をご参照ください。
検体2
- ぬぐい液の検体採取部位は、腟または子宮頸管です。咽頭から採取した検体では腟トリコモナスおよびマイコプラズマ・ジェニタリウムの検出は確立されていません。
容器
- 専用容器は、あらかじめご依頼ください。
診療報酬
- 判断料区分:微生物学的検査
「D023」微生物核酸同定・定量検査のいずれかの算定になります。
「1」クラミジア・トラコマチス核酸検出(188点)、
「2」淋菌核酸検出(198点)、
「5」淋菌及びクラミジア・トラコマチス同時核酸検出(262点)、
「12」腟トリコモナス及びマイコプラズマ・ジェニタリウム核酸同時検出(350点)
以下のいずれかに該当する場合に算定できます。
ア 腟トリコモナス感染症を疑う患者であって、鏡検が陰性または実施できないものもしくはマイコプラズマ・ジェニタリウム感染症を疑う患者に対して、治療法の選択を目的として行った場合。
イ 腟トリコモナス感染症またはマイコプラズマ・ジェニタリウム感染症の患者に対して、治療効果判定を目的として実施した場合。
容器
容器番号53:STI4種同時用容器
- 採取量: -
- 培地:
ドデシル硫酸リチウム含有
HEPES 緩衝液 - 保管方法:常温
- 有効期間:容器表示
- 主な検査項目: STI4種同時核酸検出
参考文献
Lima, A. et al.: Sex. Transm. Dis. 51, (7), 480, 2024.
検査項目解説
臨床的意義
STIの病原体であるクラミジア・トラコマチス、淋菌、腟トリコモナス、マイコプラズマ・ジェニタリウムの4種を同時に検出する検査である。
性感染症(STD:sexually transmitted diseases)とは、淋菌感染症、性器クラミジア感染症、梅毒および性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマなどによる性的接触を介した感染の可能性がある感染症のことである。性器ヘルペスウイルス感染症や性器クラミジア感染症は、無症候患者もいることから、STI(sexually transmitted infections)と呼ばれている。
本検査は、男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎等を引き起こす代表的な病原体であるクラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)、腟トリコモナス(Trichomonas vaginalis)に加えて、非クラミジア性淋菌性尿道炎症例で最も高い頻度で検出されるマイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)の4種を同時に検出する。
【陽性を示す疾患】
マイコプラズマ感染症,淋菌感染症,トリコモナス症,クラミジア感染症
関連疾患
A49.3.1:マイコプラズマ感染症 → A30-A49:細菌性疾患
A54:淋菌感染症 → A50-A64:性行為感染症
A59:トリコモナス症 → A50-A64:性行為感染症
A70-A74:クラミジア感染症 → A70-A74:クラミジア感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.