WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

12972

アスペルギルス抗体IgG

5E146-0000-023-023

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

EIA

AU/mL

陰性(-)
5.0 未満

390

D012 42

免疫

3~6日

項目
コード
検査項目

12972

アスペルギルス抗体IgG

5E146-0000-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

AU/mL

陰性(-)
5.0 未満

390

D012 42

免疫

3~6日

備考

基準

  • 判定保留5.0~9.9 AU/mL
    陽性10 AU/mL 以上

診療報酬

  • 保険名称:感染症免疫学的検査/(1→3)-β-D-グルカン
  • 実施料:390
  • 診療報酬区分:D012 42
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「42」の(1→3)-β-D-グルカンは、発色合成基質法、比濁時間分析法又はELISA法により、深在性真菌感染症が疑われる患者に対する治療法の選択又は深在性真菌感染症に対する治療効果の判定に使用した場合に算定する。なお、本検査を「23」のカンジダ抗原定性、同半定量、同定量、「30」のアスペルギルス抗原、「32」のD-アラビニトール、「34」のクリプトコックス抗原半定量又は「35」のクリプトコックス抗原定性、アスペルギルスIgG抗体(ただし、慢性進行性肺アスペルギルス症と侵襲性肺アスペルギルス症の併存が疑われる患者に対して本検査を実施した場合を除く。)と併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

慢性進行性肺アスペルギルス症またはアレルギー性気管支肺アスペルギルス症が疑われる患者に対して測定した場合に、「D012」感染症免疫学的検査の「42」(1→3)-β-D-グルカンの所定点数2回分を合算した点数を準用して算定できます。本検査は、関連学会の定める指針に従って実施ください。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

Dumollard, C. et al.: J. Clin. Microbiol. 54, (5), 1236, 2016.

検査項目解説

臨床的意義

慢性肺アスペルギルス症に用いられる検査である。

アスペルギルス症は、土壌、大気中などに広く分布する環境内常在真菌であるアスペルギルス属(Aspergillus)によって引き起こされる呼吸器感染症である。経気道的に吸入され肺胞や気管支などに病原性を有するAspergillus fumigatusなどが定着、増殖することで発症する。

 アスペルギルス症は病状進行の期間、基礎疾患により侵襲性肺アスペルギルス症、慢性肺アスペルギルス症に大別される。確定診断では培養検査の感度が低いことから、血清学的な診断補助検査が重要となる。。血清学的検査として、ガラクトマンナン抗原を用いたアスペルギルス抗原や(1→3)-β-D-グルカンが利用されているが、アスペルギルス抗原は侵襲性肺アスペルギルス症で診断に有用だが、慢性肺アスペルギルス症では感度、特異度が低いこと、(1→3)-β-D-グルカンは特異度が低いことなどが報告されている。

 本検査は、慢性肺アスペルギルス症において感度、特異度ともに高く診断に有用とされている。

【陽性を示す疾患】

肺アスペルギルス症

関連疾患

B44.1.2:肺アスペルギルス症 B35-B49:真菌症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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