WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01141 |
プレアルブミンtransthyretin5C010-0000-023-061 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
TIA | mg/dL 22~40 |
101 D015 12 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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01141 |
プレアルブミンtransthyretin5C010-0000-023-061 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
TIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mg/dL 22~40 |
101 D015 12 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/トランスサイレチン(プレアルブミン)
- 実施料:101
- 診療報酬区分:D015 12
- 判断料区分:免疫学的検査
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
河合 忠, 他: 臨床病理 44, (5), 429, 1996.
検査項目解説
臨床的意義
肝臓で合成されるタンパク質である。半減期が短いため栄養状態および肝臓のタンパク質合成能把握に有用である。
プレアルブミンは、分子量約55,000のタンパク質で、トランスサイレチンとも呼ばれている。免疫電気泳動を行うとアルブミンより陽極側に泳動されるためプレアルブミンと呼ばれ、通常の蛋白分画ではアルブミン分画に含まれる。
血中濃度は、アルブミンの1/200程度であり、肝細胞で合成される。
プレアルブミンの主な働きは、甲状腺ホルモンであるサイロキシン(T4)と結合しその輸送タンパク質となることである。なお、transthyretinと呼ばれるのはこのためである。その他の働きとして、レチノール結合タンパク(RBP)と複合体を形成して、RBPが腎糸球体から濾過されるのを防ぐことなどもある。
RBPやプレアルブミンは、半減期が短く代謝回転が速いのでrapid turnover protein(RTP)と呼ばれる。中でもプレアルブミンは半減期が約48時間と特に短く、変動幅も大きいことから術前・術後などの栄養状態の把握や、肝臓のタンパク質合成能の把握に有用である。また、炎症性疾患では、CRPなどのような急性相反応物質は高値となるが、逆にプレアルブミンは低値になることが多い。
一般に乳児では低く、加齢に伴って増加し、16歳くらいでほぼ成人値に達する。
【高値を示す疾患】
急性肝炎(回復期),甲状腺機能亢進症,ネフローゼ症候群
【低値を示す疾患】
栄養失調,全身性身体消耗
関連疾患
B17.9.3:急性肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 → N00-N08:糸球体疾患
E46.1:栄養失調 → E40-E46:栄養失調
R53.11:全身性身体消耗 → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.