WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00247 |
セルロプラスミン |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
ネフェロメトリー法 | mg/dL 21~37 |
90 D015 9 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00247 |
セルロプラスミン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
冷蔵 |
ネフェロメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mg/dL 21~37 |
90 D015 9 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/セルロプラスミン
- 実施料:90
- 診療報酬区分:D015 9
- 判断料区分:免疫学的検査
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
飯村康夫, 他: 日本臨牀 42, (春季臨増), 1209, 1984.
検査項目解説
臨床的意義
血清銅を運搬する肝臓由来のタンパク質である。ウィルソン病で低下する一方、急性相反応タンパク質として炎症で増加する。
セルロプラスミンは、肝臓で合成される分子量約132,000のα2-グロブリンに属するタンパク質である。血中で銅を運搬する他、貯蔵鉄の動員、活性酵素のスカベンジャーなどの機能を有している。
セルロプラスミンの大部分は肝臓で分解され、胆管から排泄されるため、胆汁うっ帯を来す疾患で上昇する。急性相反応タンパク質として、炎症動向の判別、鉄と同様に貧血症状の病態把握、先天性の銅代謝の病態把握と管理に有用である。
セルロプラスミンの遺伝的欠損はウィルソン病(Wilson disease)として知られている。ウィルソン病は生体内に銅が過剰蓄積し、肝硬変、進行性錐体外路症状およびカイザー・フライシャー角膜輪を三主徴とする常染色体潜性遺伝(劣性遺伝)疾患である。発症年齢は4~60歳と幅広い。
【高値を示す疾患】
悪性腫瘍,白血病,妊娠
【低値を示す疾患】
ウイルソン病,貧血,多発性硬化症,ネフローゼ症候群
関連疾患
Z33.1:妊娠 → Z30-Z39:妊娠による影響
C80.9.7:悪性腫瘍 → C76-C80:その他の部位不明腫瘍
C95.9.1:白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D64.9.5:貧血 → D60-D64:その他の貧血
G35.5:多発性硬化症 → G35-G37:中枢神経系の脱髄疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 → N00-N08:糸球体疾患
E83.0.1:ウイルソン病 → E70-E90:代謝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.