WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01816 |
抗DNA抗体anti-native DNA antibody5G020-0000-023-002 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
RIA(硫安塩析法) | IU/mL 6 以下 |
159 D014 17 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01816 |
抗DNA抗体anti-native DNA antibody5G020-0000-023-002 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
RIA(硫安塩析法) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
IU/mL 6 以下 |
159 D014 17 免疫 |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗DNA抗体定量
- 実施料:159
- 診療報酬区分:D014 17
- 判断料区分:免疫学的検査
実施料は、「抗DNA抗体(定量)」として一連の算定となります。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
宮脇晶二, 他: 日臨免疫会誌 17, 164, 1994.
検査項目解説
臨床的意義
DNAに対する自己抗体を測定する検査である。SLEなどの膠原病の診断に用いられる2本鎖DNAに特異的な抗体検査である。
抗DNA抗体には、二本鎖DNAに反応する抗体(double-stranded:ds)と、一本鎖DNAのみと反応する抗体(single-stranded:ss)に大別される。検査法には主に一本鎖DNA抗体を検出するPHA法と、二本鎖DNAに特異的なRIA法があるが、PHA法による検査ははすでに中止となっている。
抗DNA抗体を測定する目的は、膠原病の診断にあるが、RIA法で検出されるIgG型抗二本鎖DNA抗体(抗ds DNA抗体)は活動期の全身性エリテマトーデス(SLE)に特異的に出現するため、SLEの診断に有用であり、よく用いられている。
一般に抗DNA抗体の力価は活動性に関連があり、急性活動期に陽性率、抗体価とも上昇し、非活動期には低下する。
ステロイド剤や免疫抑制剤の投与により陰性化することがあるので注意を要する。
【高値を示す疾患】
全身性エリテマトーデス,全身性強皮症,シェーグレン症候群,混合性結合組織病
備考
- チャート参照:膠原病にみられる特徴的な検査所見
関連疾患
M34.0.1:全身性強皮症 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.0.1:シェーグレン症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.1.3:混合性結合組織病 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.