WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30254 |
抗SS-B抗体 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLEIA | U/mL 10.0 未満 |
包括157 D014 16 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
30254 |
抗SS-B抗体 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 10.0 未満 |
包括157 D014 16 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗SS-B/La抗体定量
- 実施料:包括157
- 診療報酬区分:D014 16
- 判断料区分:免疫学的検査
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
西山 進, 他: 医学と薬学 68, (2), 345, 2012.
検査項目解説
臨床的意義
抗SS-A抗体、抗SS-B抗体ともシェーグレン症候群で高値となる自己抗体である。A抗体は他の膠原病でも高頻度で検出され、B抗体はシェーグレン症候群に対して特異性が高い。
抗SS-A抗体、抗SS-B抗体のSSはシェーグレン症候群の名称に由来する。この両抗体は、免疫学的にはそれぞれ独立したものであるが、同一患者に併存してみられる場合が多い。
シェーグレン症候群は、唾液腺や涙腺などの外分泌腺の炎症や機能不全、機能低下で始まる自己免疫疾患で、眼球乾燥、口内乾燥で発症し、全身の外分泌機能の低下が起こり、尿細管アシドーシスを併発する。
一般に抗SS-A抗体の方が抗SS-B抗体より高頻度に検出され、抗体価も高い場合が多い。また、抗SS-B抗体は単独で陽性になることは少なく、抗SS-A抗体を併存する場合が多い。抗SS-A抗体は自己抗体の中で最も多く検出される抗体のひとつで、シェーグレン症候群以外でも関節リウマチやSLEなどのさまざまな自己免疫疾患で陽性を示すことがある。一方、抗SS-B抗体はシェーグレン症候群に特異的である。
また、新生児ループスを発症した胎児を出産した母体の血中には抗SS-A抗体が高頻度に検出されるといわれている。
【高値を示す疾患】
シェーグレン症候群,全身性エリテマトーデス,混合性結合組織病
備考
- チャート参照:膠原病にみられる特徴的な検査所見
関連疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.1.3:混合性結合組織病 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.0.1:シェーグレン症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.