WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

30257

抗ミトコンドリアM2抗体anti-mitochondria M2 antibody

5G176-0000-023-052

血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

CLEIA

陰性(-)
index 7.0 未満

189

D014 22

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

30257

抗ミトコンドリアM2抗体anti-mitochondria M2 antibody

5G176-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陰性(-)
index 7.0 未満

189

D014 22

免疫

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/抗ミトコンドリア抗体定量
  • 実施料:189
  • 診療報酬区分:D014 22
  • 判断料区分:免疫学的検査

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

丹野 瑞木, 他: 医学と薬学 67, (3), 485, 2012.

検査項目解説

臨床的意義

ミトコンドリアに対する自己抗体である。PBCで高頻度に検出されるが、特異性は抗ミトコンドリアM2抗体の方が優れている。

 抗ミトコンドリア抗体は、抗糸粒体抗体とも呼ばれ、有核細胞に存在するミトコンドリアに対する自己抗体である。また、抗ミトコンドリア抗体は、ミトコンドリアの外膜または内膜に存在する抗原に対する抗体であるが、単一のものではなくM1~M9の亜型に分類される。抗ミトコンドリア抗体では、M1~M9のトータルを測定し、抗ミトコンドリアM2抗体検査ではM2を測定する。

 原発性胆汁性胆管炎(primary biliary cholangitis:PBC)は、病因が解明されていない慢性進行性の胆汁うっ滞性肝疾患である。胆汁うっ滞に伴って、肝細胞の破壊と線維化が生じ、肝硬変から肝不全へと病状が進行する。ただし、臨床症状が全くない無症候性PBCも存在し、このような症例では予後は良いとされている。

 本検査は、慢性活動性肝炎などで陽性となるが、特にPBCで高値をとる。なお、PBCにおける特異性は抗ミトコンドリアM2抗体がさらに高い。抗ミトコンドリアM2抗体は、PBC患者の96 %、PBC-CAH(PBCと慢性活動性肝炎の混合型)ではほぼ100 %の陽性率を示すといわれる。

【高値を示す疾患】

慢性肝炎原発性胆汁性胆管炎自己免疫性肝炎肝障害膠原病

関連疾患

M35.9.3:膠原病 M30-M36:全身性結合組織疾患
K73.9.2:慢性肝炎 K70-K77:肝疾患
K74.3.4:原発性胆汁性胆管炎 K70-K77:肝疾患
K75.4.3:自己免疫性肝炎 K70-K77:肝疾患
K76.9.4:肝障害 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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