WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01998 |
抗CCP抗体 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLIA | U/mL 4.5 未満 |
193 D014 24 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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01998 |
抗CCP抗体 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 4.5 未満 |
193 D014 24 免疫 |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗シトルリン化ペプチド抗体定量
- 実施料:193
- 診療報酬区分:D014 24
- 判断料区分:免疫学的検査
関節リウマチと確定診断できない者に対して診断の補助として検査を行った場合に、原則として1回を限度として算定できます。ただし、当該検査結果が陰性の場合においては、3月に1回に限り算定できます。なお、当該検査を2回以上算定するに当たっては、検査値を診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。
関節リウマチに対する治療薬の選択のために行う場合においては、患者1人につき原則として1回に限り算定できます。ただし、臨床症状・検査所見等の変化を踏まえ、再度治療薬を選択する必要がある場合においては、6月に1回に限り算定できます。なお、当該検査を2回以上算定するに当たっては、その医学的な必要性を診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。
「抗CCP抗体」と「IgG型リウマチ因子」、「CA・RF」および「MMP-3」のうち2項目以上を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定ができます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
検査項目解説
臨床的意義
関節リウマチに対する特異的なマーカーである。ケラチン結合タンパク質のシトルリン化部位ペプチドに対する抗体で、RFより感度・特異度に優れる。
関節リウマチ(RA)の血中マーカーには、リウマトイド因子(RAまたはRF)やRAPAなどが用いられてきた。
RAに特異的な抗体として、抗ケラチン抗体や、抗核周囲抗体が発見された。これら自己抗体の対応抗原は、上皮組織のケラチン結合タンパクフィラグリンに存在している。フィラグリンはペプチジル・アルギニン・デアミナーゼによって、アミノ酸のアルギニンが一部シトルリンに置換されているが、このシトルリン化部位を抗原とした抗体がanti-cyclic citrullinated peptide(抗CCP抗体)である。この際、シトルリン化部位を含むペプチドを環状構造にすることで、検出感度が非常に向上した。
RA患者における抗CCP抗体の陽性率は、59~90 %と報告者によって差が見られ、進行度、人種差、キットの違いなどが原因と推定されている。特異度は86~99 %と、他のマーカーに比較して高いとされている。また、X線でみられる関節破壊所見とよく相関し、2年後の骨びらんを比較的正確に予測することも可能といわれている。
RAと非RA患者を対象としたROC解析では、抗CCP抗体はRFやMMP-3より優れた検出能力が示されている。
【高値を示す疾患】
関節リウマチ
備考
- チャート参照:膠原病にみられる特徴的な検査所見
関連疾患
M06.9.2:関節リウマチ → M05-M14:炎症性多発性関節疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.