WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26895 |
抗TIF1-γ抗体anti-TIF1-γantibody5G124-0000-023-023 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
EIA | 陰性(-) |
包括270 D014 37 免疫 |
2~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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26895 |
抗TIF1-γ抗体anti-TIF1-γantibody5G124-0000-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
包括270 D014 37 免疫 |
2~5日 |
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗TIF1-γ抗体
- 実施料:包括270
- 診療報酬区分:D014 37
- 判断料区分:免疫学的検査
厚生労働省難治性疾患克服研究事業自己免疫疾患に関する調査研究班による「皮膚筋炎診断基準」を満たす患者において測定した場合に算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
室 慶直: 医学のあゆみ 239, (1), 83, 2011.
佐藤慎二: リウマチ科 55, (2), 227, 2016.
検査項目解説
臨床的意義
皮膚筋炎の補助診断に用いられる検査である。成人では陽性の場合、悪性腫瘍の合併率が高い。
抗TIF1-γ抗体は、皮膚筋炎(dermatomyositis:DM)患者のおよそ2~3割に認められる自己抗体である。抗核抗体検査の染色型としてはspeckledまたはhomogenousが対応するが、比較的低力価に留まるといわれている。
抗Mi-2抗体と同様に他の自己免疫疾患で陽性になるケースは少ないとされているが、悪性腫瘍合併のDMで高頻度に認められ陽性率は50~75 %という報告もある。
また、小児DMの2~3割が本抗体陽性とされ、現状で行われている自己抗体検査で最も高い陽性率を有していると考えられており、本抗体陽性の小児DMはゴットロン徴候や皮膚潰瘍などの皮膚徴候が顕著であるといわれている。なお、小児DMにおいては悪性腫瘍との関連はないとの報告がある。
【陽性を示す疾患】
多発性筋炎,皮膚筋炎
関連疾患
M33.2.1:多発性筋炎 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M33.9.1:皮膚筋炎 → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.