WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26561

抗GAD抗体 [自己免疫関連]anti-glutamic acid decarboxylase antibody

5G340-0000-023-023

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

2週

冷蔵

EIA

U/mL

5.0 未満

包括134

D008 19

生Ⅱ

2~4日

項目
コード
検査項目

26561

抗GAD抗体 [自己免疫関連]anti-glutamic acid decarboxylase antibody

5G340-0000-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

2週

冷蔵

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

5.0 未満

包括134

D008 19

生Ⅱ

2~4日

備考

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)
  • 実施料:包括134
  • 診療報酬区分:D008 19
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

■ 「19」の抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)は、すでに糖尿病の診断が確定した患者に対して1型糖尿病の診断に用いた場合又は自己免疫介在性脳炎・脳症の診断に用いた場合に算定できる。

すでに糖尿病の診断が確定した患者に対し、1型糖尿病の診断に用いた場合または自己免疫介在性脳炎・脳症の診断に用いた場合に算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

検査項目解説

臨床的意義

膵ランゲルハンス島由来分子に対する自己抗体を測定する検査である。IDDMの診断に役立ち、NIDDMとの鑑別に有用な検査である。

 グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)は、グルタミン酸からγ-アミノ酪酸(GABA)を合成する酵素である。主に脳内に存在しているが、膵β細胞にも多く含まれている分子量64,000のタンパク質である。GABA自体はインスリン合成や膵ランゲルハンス島細胞のホルモン分泌調整を担っている。

 抗GAD抗体は、膵ランゲルハンス島由来の分子量64,000のタンパク質に対する自己抗体としてスティッフパーソン症候群患者において発見された。同患者がインスリン依存性糖尿病(IDDM)を合併することが多いことから、IDDMの発症に抗GAD抗体が関与していることが判明した。

 IDDMは主に若年層に発症し、治療にインスリン注射が不可欠となる疾患である。従来より抗ランゲルハンス島細胞質抗体(ICA)は、IDDMの予知マーカーとして知られているが、抗GAD抗体はこれに匹敵するものである。発症初期のIDDM患者の陽性率は8割を超える。また、中高年のインスリン非依存性糖尿病(NIDDM)で経過中にインスリン依存状態が出現するSlowly progressive IDDMではまず抗GAD抗体を測定し、陰性であった場合に抗IA-2抗体を測定する。

 抗GAD抗体はNIDDMとIDDMの鑑別、IDDMの発症予知スクリーニングや、早期診断に有用である。

【高値を示す疾患】

1型糖尿病緩徐進行1型糖尿病

関連疾患

E10.91:1型糖尿病 E10-E14:糖尿病
E10.92:緩徐進行1型糖尿病 E10-E14:糖尿病
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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