WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
06750 |
リンパ球幼若化試験(リンパ球分離培養法) PWMlymphocyte stimulation test, pokeweed mitogen (PWM)5I012-0000-019-814 |
|
指定容器
21 |
24時間 常温 |
3H-サイミジン取込能測定法 | cpm 13,800~40,400 |
7~8日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
06750 |
リンパ球幼若化試験(リンパ球分離培養法) PWMlymphocyte stimulation test, pokeweed mitogen (PWM)5I012-0000-019-814 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
指定容器
21 |
24時間 常温 |
3H-サイミジン取込能測定法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
cpm 13,800~40,400 |
7~8日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(土曜日は受付不可)
- チャート参照:「リンパ球幼若化試験」の留意点
検体
- 白血球数が3,000/μL以下の場合は、倍量採血し、ご提出ください。
- 検体採取後、24時間以内に弊社検査室に搬入されるようお願いします。
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「細胞機能検査」中分類共通の特記事項
- 土曜日受付可能な項目も日曜日、月曜日が連休となる場合は受託できません。
チャート
容器
容器番号21:リンパ球保存容器
- 採取量: 8.0mL
- 添加剤: CPD
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および外袋表示
- 主な検査項目: リンパ球幼若化試験,
NK細胞活性
検査項目解説
臨床的意義
リンパ球をマイトジェンで刺激して、細胞性免疫能を調べる検査である。PHAとConAはT細胞、PWMはT・B両細胞の機能を反映する。
リンパ球は、phytohemagglutinin(PHA)やconcanavalin A(ConA)、あるいはpokeweed mitogen(PWM)などの非特異的刺激物質(mitogen)の刺激によって幼若化を起こし、DNA合成が盛んとなる。
本検査は、in vitroにおいてマイトジェンとともにリンパ球を培養し、DNAの前駆物質でDNA合成時に細胞内に取り込まれるサイミジンを放射性同位元素である3Hでラベルし、3H-サイミジンのリンパ球への取り込み量を測定することで、リンパ球の幼若化を検査するものである。
リンパ球は免疫担当細胞としての機能を有しており、本法は細胞性免疫能を測定する上での重要な手段となっている。リンパ球を刺激するマイトジェンには選択性があり、全てのリンパ球に対して幼若化を起こさせるわけではない。T細胞を選択的に幼若化させるマイトジェンとして、PHAやConAが用いられ、T細胞およびB細胞を幼若化させるマイトジェンとしてPWMが用いられている。
検査法には全血微量培養法とリンパ球分離培養法とがある。前者は患者末梢血を全血のまま検査に用いるため、より生体内に近い状態でのリンパ球の機能を測定することができる。後者は比重遠心法によってリンパ球を分離し検査に用いるため、本来のリンパ球の機能を測定することができる。
なお、PWMは診療報酬未収載である。
【低値を示す疾患】
先天性免疫不全症候群,続発性免疫不全症候群,原発性免疫不全症候群,白血病
関連疾患
C95.9.1:白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D84.8.11:先天性免疫不全症候群 → D80-D89:免疫機構の疾患
D84.8.12:続発性免疫不全症候群 → D80-D89:免疫機構の疾患
D84.8.8:原発性免疫不全症候群 → D80-D89:免疫機構の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.