WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01652 |
R分染法chromosome (congenital)8B200-0000-019-405 |
開栓厳禁
|
10 |
冷蔵 |
分染法405 | 2477+397 D006-5 3 遺染 |
14~21日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01652 |
R分染法chromosome (congenital)8B200-0000-019-405 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
|
10 |
冷蔵 |
分染法405 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
2477+397 D006-5 3 遺染 |
14~21日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
- 最初にG分染法を実施し、より詳細な解析を必要とする場合にQ分染法、R分染法、C分染法、高精度分染法をご依頼ください。
- 倫理的な配慮が必要な項目です。
依頼
- 『遺伝学的検査依頼書【先天異常 染色体検査】』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
日数
- 判定に当たり精査が必要な場合は、さらに10日前後報告日数が延長となります。
「染色体検査」分野共通の特記事項
- [お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「先天異常染色体検査」中分類共通の特記事項
- 検査に当たり、被検者へ十分な説明を行ってください。被検者ご自身の承諾が文書で得られた場合にのみ、検査を受託します。依頼書の被検者名は匿名化など個人情報保護へのご配慮をお願いします。また、必要に応じて検査前後の被検者への十分なカウンセリングを併せてお願いします。
診療報酬
- 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/その他の場合 + 分染法加算
- 実施料:2477+397
- 診療報酬区分:D006-5 3
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
分染法で実施しますので、所定点数の加算ができます。
容器
容器番号10:ヘパリン容器
- 採取量: 4mL・9mL
- 添加剤: ヘパリンNa
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アミノ酸分析,
微量金属,
染色体検査
参考文献
福島義光, 井上信男: 臨床検査 28, 759, 1984.
寺島 寛: 病理形態検査(臨床検査技術全書8), 456, 医学書院, 東京, 1978.
検査項目解説
臨床的意義
G分染法やQ分染法では検出し難い染色体末端部の欠失、転座を調べる検査である。
R分染法は、患者から採取したリンパ球を用いて、染色体の異常を調べる検査である。
R(reverse)の名称は、G分染法や、Q分染法と濃淡が逆(reverse)の染色パターンを示すことに由来する。
本染色法は、標本をchromomycin A3で処理し、蛍光物質であるmethylgreenにより染色を行う。GおよびQ分染法で淡いバンドを示す染色体末端部が、R分染法では逆に濃く染色される。このため、特に染色体末端部分に存在するテロメアの異常を調べるのに、R分染法は適した分染法である。
また、GおよびQ分染法では、染色体の切断部位が淡染部に多いため、詳細な同定が難しい場合がある。これに対しR分染法では、染色が逆パターンになるため、染色体の末端部の欠失や転座などの検出同定に優れている。
このようにR分染法の主たる用途は、淡染色性である染色体末端部や切断部を明瞭に解析することにある。
【異常を示す疾患】
染色体異常
関連疾患
Q99.9.2:染色体異常 → Q90-Q99:先天性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.