WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01403

曜日指定

Q分染法 [血液疾患染色体検査・その他]chromosome (hematologic)

8B220-0000-019-404

8B220-0000-046-404

8B220-0000-099-404

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

分染法404

2477+397

D006-5 3

遺染

14~21日

項目
コード
検査項目

01403

曜日指定

Q分染法 [血液疾患染色体検査・その他]chromosome (hematologic)

8B220-0000-019-404

8B220-0000-046-404

8B220-0000-099-404

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

分染法404
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

2477+397

D006-5 3

遺染

14~21日

備考

項目

  • 最初にG分染法を実施し、さらに検査の必要な場合に実施します。
  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)

依頼

  • 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

検体2

  • G分染法検査においては、骨髄液は有核細胞が1×107個以上必要です。

日数

  • 判定に当たり精査が必要な場合は、さらに10日前後報告日数が延長となります。

「染色体検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項

  • その他の材料でご提出の場合は、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
    • 胸水、腹水は、15mLまたは50mLの滅菌チューブにてご提出ください。
    • 組織は、リンパ節・組織保存容器(容器番号78)にてご提出ください。
    • カルノア固定液は、1.5mLまたは2mLの容器に入れ、その容器を15mL滅菌チューブに入れてご提出ください。

診療報酬

  • 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/その他の場合 + 分染法加算
  • 実施料:2477+397
  • 診療報酬区分:D006-5 3
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 染色体検査の所定点数には、フィルム代、現像代、引伸印画作製代を含む。

■ 染色体検査の「注1」の分染法加算については、その種類、方法にかかわらず、1回の算定とする。

分染法で実施しますので、所定点数の加算ができます。

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,
    微量金属,
    染色体検査

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記のとおり
  • 添加剤: 保存液 2mL
    (RPMI1640,子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査
    (採取量0.5mL),
    遺伝子検査
    (各検査項目の要項に記載)

検査項目解説

臨床的意義

蛍光色素としてキナクリンを用いた染色体の検査法である。特にY染色体の構造異常・変異に関する解析に有用である。

 Q分染法は、アクリジン系の蛍光色素キナクリンマスタード(quinaqcrine mustard)、またはキナクリン二塩化水素(quinacrine dihydrochloride)で染色の結果生じる染色体のバンドパターンを、蛍光顕微鏡で観察する検査法である。検体は患者から採取したリンパ球の分裂中期細胞である。Q分染法は蛍光色素を用いるため、時間とともに退色が避けられず、G分染法のような標本の長期保存はできない。しかし、特定の部分を集中的に観察するには、G分染法より優れた分析法である。

 本分染法では、染色体DNAのAT含量の多い部位がQバンドとして染め出され、蛍光を発しない暗いバンドはGC含量の多い部位といわれている。また、本染色法では異型性がみられ、染色体の特定の部位に強い蛍光が認められる。特にY染色体長腕部が強く染色されるため、Y染色体についての数的異常や構造異常の解析に有用な情報が得られる。

 また、3、4番染色体の動原体領域と端部着糸型染色体のサテライトにおいて、Q分染法で観察される多型は、遺伝的マーカーとして有用とされる。

【異常を示す疾患】

染色体異常

関連疾患

Q99.9.2:染色体異常 Q90-Q99:先天性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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