WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00541 |
好酸球数eosinophil count2A090-0000-019-309 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)鏡検間接法 | /μL 50~590 |
17 D005 4 血液 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00541 |
好酸球数eosinophil count2A090-0000-019-309 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)鏡検間接法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
/μL 50~590 |
17 D005 4 血液 |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液形態・機能検査/好酸球数
- 実施料:17
- 診療報酬区分:D005 4
- 判断料区分:血液学的検査
同一検体で「好酸球数」および「白血球像」を行った場合は、主たる検査の所定点数のみ算定できます。
容器
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
検査項目解説
臨床的意義
アレルギー疾患において増加する好酸性の白血球の数を調べる検査である。寄生虫感染でも増加することが知られている。
好酸球とは、酸性色素によく染まる顆粒を持つ白血球の一種である。
好酸球増多を示す疾患は多岐にわたっている。まず好酸球はⅠ型アレルギー反応で重要な炎症細胞のひとつであると認識されている。また、消化管や皮膚、肺などの寄生虫感染でも好酸球増多をみる。
肺好酸球増多症(PIE症候群)もアレルギーの関与が推定されている。さらに、膠原病およびそれに類似する疾患としては、結節性動脈周囲炎、播種性好酸球性膠原病、血液疾患として好酸球性白血病、消化器疾患としては、アレルギー性胃炎などが挙げられる。好酸球は副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)や副腎皮質ステロイドの投与により減少することから、これらの薬剤の使用の有無も考慮して数値を解釈する必要がある。
【高値を示す疾患】
寄生虫症,好酸球増加症,気管支喘息,アトピー性皮膚炎,食物アレルギー
【低値を示す疾患】
無顆粒球症
関連疾患
T78.1.36:食物アレルギー → T66-T78:アレルギー等その他の外因による作用
B89.1:寄生虫症 → B85-B89:動物寄生症
D72.1:好酸球増加症 → D70-D77:その他の血液疾患
J45.9.4:気管支喘息 → J40-J47:下気道疾患
L20.9.3:アトピー性皮膚炎 → L20-L30:皮膚炎・湿疹
D70.17:無顆粒球症 → D70-D77:その他の血液疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.