WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00508

FAX

白血球像hemogram

2A160-0000-019-309

2A160-0000-034-309

EDTA加血液
2

または

血液塗抹標本
3枚

13

 

20

冷蔵凍結不可

 

常温

自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)目視法(鏡検)

%

15

D005 3

血液

1~2日

項目
コード
検査項目

00508

FAX

白血球像hemogram

2A160-0000-019-309

2A160-0000-034-309

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
2

または

血液塗抹標本
3枚

13

 

20

冷蔵凍結不可

 

常温

自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)目視法(鏡検)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

%

15

D005 3

血液

1~2日

備考

項目

  • チャート参照:「白血球像」「赤血球像」検査の留意点
  • 依頼書で「血液6種」を依頼すると白血球像もご報告します。
  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準(初診者より検出した場合のみ)

基準

  • チャート参照:「白血球像」基準値

報告

  • Stab(桿状核球)とSeg(分葉核球)はNeut(好中球)として一括表示されます。ただし、目視法(鏡検)の際は個別に表示されます。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液像(自動機械法)
  • 実施料:15
  • 診療報酬区分:D005 3
  • 判断料区分:血液学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「3」の末梢血液像(自動機械法)、「6」の末梢血液像(鏡検法)及び「14」の骨髄像の検査については、少なくともリンパ球、単球、好中球、好酸球、好塩基球の5分類以上の同定・比率計算を行った場合に算定する。

■ 同一検体について、「4」の好酸球数及び「3」の末梢血液像(自動機械法)又は「6」の末梢血液像(鏡検法)を行った場合は、主たる検査の所定点数のみを算定する。

特殊染色を併せて行った場合は、特殊染色加算として、特殊染色ごとにそれぞれ37点を所定点数に加算できます。
同一検体で「好酸球数」および「白血球像」を行った場合は、主たる検査の所定点数のみ算定できます。

チャート

「白血球像」「赤血球像」検査の留意点
緊急報告対象項目とその基準
「白血球像」基準値

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

容器番号20:プレパラート

  • 容量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血液像,細胞診

参考文献

Devreese, K. et al.: Eur. J. Clin. Chem. Clin. Biochem. 29, 339, 1991.

検査項目解説

臨床的意義

白血球の形態と分画から、感染症や血液系悪性腫瘍などの診断を行う基本的な検査である。

 白血球像は、末梢血液をスライドグラス上に塗沫し、染色鏡検することで、白血球の形態異常、あるいは種類の偏りを明らかにする基本的な検査である。感染症や各種白血病、血液系の悪性腫瘍など、さまざまな疾患の鑑別診断に有用である。

 一般に細菌感染症では好中球が増加する。さらに、核の左方移動と呼ばれる桿状核球など骨髄から出てきて間もない好中球の割合が増加する現象が観察される。高齢者の細菌性肺炎など、一部の炎症性疾患では、白血球の明らかな増加が認められないことがあり、この場合は核の左方移動で炎症の存在を推定することができる。

 一方、ウイルス感染では、リンパ球の比率が高まる場合が多いが、白血球数そのものは減少することもまれではない。ウイルスの種類によっては、末梢血に異型リンパ球が出現する。

 白血病など血液系の悪性腫瘍では、骨髄芽球など、通常は骨髄内に留まり末梢血には出現しない幼若な白血球が認められ、病状の進行に使い多数を占めるようになる。出現した芽球の性質を検索するため、特殊染色やフローサイトメトリーによる表面マーカーの検索が行われる。血液系悪性腫瘍の確定診断には、骨髄穿刺が有用である。

【異常を示す疾患】

[好中球増加]
感染症慢性骨髄性白血病
[リンパ球増加]
百日咳流行性耳下腺炎伝染性単核症リンパ性白血病
[好酸球増加]
寄生虫症気管支喘息アトピー性皮膚炎
[好中球減少]
重症感染症
[リンパ球減少]
ウイルス感染症

関連疾患

B99-B99:感染症 B99-B99:感染症
C92.1.1:慢性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
A37.9.1:百日咳 A30-A49:細菌性疾患
B26.9.2:流行性耳下腺炎 B25-B34:その他のウイルス性疾患
B27.9.3:伝染性単核症 B25-B34:その他のウイルス性疾患
C91:リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
B89.1:寄生虫症 B85-B89:動物寄生症
J45.9.4:気管支喘息 J40-J47:下気道疾患
L20.9.3:アトピー性皮膚炎 L20-L30:皮膚炎・湿疹
B99.3:重症感染症 B99-B99:感染症
B34.9.1:ウイルス感染症 B25-B34:その他のウイルス性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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