WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05158 |
MAC核酸同定 |
単独検体開栓厳禁
|
指定容器
55 |
7日 冷蔵 |
ロシュ・リアルタイムPCR法 | 421 D023 16 微生 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
05158 |
MAC核酸同定 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体開栓厳禁
|
指定容器
55 |
7日 冷蔵 |
ロシュ・リアルタイムPCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
421 D023 16 微生 |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:抗酸菌遺伝子検査の留意点
検体
- 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
- NALC処理済みの検体(必要量:1mL)も検査可能です。ご依頼の際は、依頼書にコメントを付記願います。
日数
- その他の材料および微生物検査を併せてご依頼の際は、所定の日数よりも1日延長する場合があります。
診療報酬
- 保険名称:微生物核酸同定・定量検査/マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出
- 実施料:421
- 診療報酬区分:D023 16
- 判断料区分:微生物学的検査
他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみに算定できます。
抗酸菌同定と併せて実施された場合にあっては、主なもののみ算定できます。
チャート
容器
容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器
- 容量: 15mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 結核菌群核酸同定,
MAC核酸同定
参考文献
御手洗聡, 他: 医学と薬学 77, (3), 415, 2020.
検査項目解説
臨床的意義
非結核性抗酸菌症の代表である一連の菌群であるMACの遺伝子を調べる検査である。結核との早期鑑別に有用である。
MAC(Mycobacterium avium complex)とは、Mycobacterium aviumおよびMycobacterium intracellulareの非結核性抗酸菌の総称である。
MAC感染症は本邦において非結核性抗酸菌症の約8割を占めるといわれ、その大部分は慢性気道感染症の経過をとる。AIDS患者ではMACの全身感染による死亡例が報告されており、日和見感染症の起因菌とされている。
本検査は、培養による菌分離に頼らず、MACのゲノムDNAを検出するPCRを用いることで所要日数2~3日と非常に短時間でMACの同定が可能である。結核を否定したい場合や、非結核性抗酸菌症の早期発見と鑑別に大変有用である。また、本検査ではM. aviumおよびM. intracellulareのそれぞれが検査され、同時に報告される。ただし、本検査でも非結核性抗酸菌の全てがカバーされているわけではない。結核菌DNAやMAC-DNAが検出されないにもかかわらず、抗酸菌の塗抹・培養が陽性の場合はMAC以外の抗酸菌を想定し、遺伝子や細菌学的検討が必要となる。
【陽性を示す疾患】
非結核性抗酸菌症(Mycobacterium Avium,Mycobacterium intracellulare)
関連疾患
A31.9.1:非結核性抗酸菌症 → A30-A49:細菌性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.