WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

迅速発育抗酸菌薬剤感受性検査(RGM)

6C105-0000-061-762

6C105-0000-080-762

呼吸器系材料/その他

または

菌株

 

 

冷蔵凍結不可

 

常温

液体培地希釈法

400

D022

微生

15~18日

項目
コード
検査項目

迅速発育抗酸菌薬剤感受性検査(RGM)

6C105-0000-061-762

6C105-0000-080-762

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
呼吸器系材料/その他

または

菌株

 

 

冷蔵凍結不可

 

常温

液体培地希釈法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

400

D022

微生

15~18日

備考

項目

  • チャート参照:「迅速発育抗酸菌薬剤感受性検査(RGM)」実施薬剤
  • 検査対象菌種は非結核性抗酸菌の迅速発育菌です。
  • 実施薬剤の選択はできません。

検体2

  • 菌株の場合は、雑菌が発育していない培地をご提出ください。また、所定の保護ケースをご利用の上、常温保存にてご提出ください(保護ケースは、あらかじめ営業担当者にお申し付けください)。

容器

  • ※チャート参照:主な微生物輸送培地・容器

日数

  • 所要日数は、薬剤感受性検査に入ってからの日数です(分離培養および前培養(増菌培養)日数は含まれません)。
  • 新鮮な培養菌を得るために、株を新たに起こし直す期間が必要になります。

報告

  • 最小発育阻止濃度MIC値(単位:μg/mL)をご報告します。CLSI判定基準のある薬剤は、S,I,Rも併せてご報告します。

「微生物学検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]微生物学検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください(項目に依頼書の指定があるものを除く)。また、注意事項がありますので、「微生物学検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    喀痰をご提出の場合は、「喀痰の品質評価について」(チャート参照)をご参照ください。
    検査の報告表記については、「塗抹検査の報告表記」(チャート参照)、「培養同定検査の報告表記」(チャート参照)をご参照ください。

診療報酬

  • 保険名称:抗酸菌薬剤感受性検査(培地数に関係なく)
  • 実施料:400
  • 診療報酬区分:D022
  • 判断料区分:微生物学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 抗酸菌薬剤感受性検査は、直接法、間接法等の方法及び培地数にかかわらず、感受性検査を行った薬剤が4種類以上の場合に限り算定する。

■ 混合薬剤耐性検査においても、使われた薬剤が4種類以上の場合に限り算定する。

4薬剤以上使用した場合に限り、算定できます。

チャート

「迅速発育抗酸菌薬剤感受性検査(RGM)」実施薬剤
主な微生物輸送培地・容器

参考文献

青野昭男, 他: 日本臨床微生物学会雑誌 31, (2), 19, 2021.

検査項目解説

臨床的意義

多剤併用化学療法による長期間の治療を必要とする非結核性抗酸菌症の薬剤感受性を検出する検査である。

 非結核性抗酸菌は発育の速さによって、遅発育抗酸菌(slowly growing mycobacteria : SGM)と迅速発育抗酸菌(rapidly growing mycobacteria : RGM)に二分される。

 RGMはほぼ環境菌だが、ヒトに対する病原性を持つ菌としてM. abscessusM. fortuitumM. chelonaeが知られている。なかでもM. abscessusは増加傾向にあり、MAC(Mycobacterium aviumM. intracellulare)、M. kansasiiに次ぐ感染が報告されている。

 非結核性抗酸菌症は多剤併用化学療法による長期間の治療を必要とするため、適切な薬剤選択が重要である。

 迅速発育抗酸菌薬剤感受性検査(RGM)は、CLSIのカテゴリー判定基準に準拠して感受性および耐性を報告する検査である。

【陽性を示す疾患】

非結核性抗酸菌症

関連疾患

A31.9.1:非結核性抗酸菌症 A30-A49:細菌性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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