WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 健常者参考値(単位) 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02751

インターロイキン-12
(IL-12)interleukin-12

5J160-0000-022-023

血液
2

遠心

EDTA血漿
0.5

14

02

 

 

EIA

pg/mL

3.15 以下

項目
コード
検査項目

02751

インターロイキン-12
(IL-12)interleukin-12

5J160-0000-022-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

EDTA血漿
0.5

14

02

 

 

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

3.15 以下

備考

項目

  • ヘテロダイマーの活性型分子を測定します。

検体

  • 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
  • 血清、細胞培養上清も検査可。

「研究検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

マクロファージや多核白血球、樹状細胞などで産生され、NK細胞活性を増強させるサイトカインである。血中で高値となることはまれである。

 インターロイキン-12(IL-12)は、分子量約70,000のタンパク質で、40,000(p40)と35,000(p35)の2種のタンパク質が、ジスルフィド結合したヘテロ二量体構造をとっている。1989年KobayashiらによりEBウイルスで形質転換されたB細胞培養株の上清から精製された。

 IL-12は、主にマクロファージ、多核白血球、樹状細胞などで産生されるサイトカインで、当初はその機能からNatural Killer Cell Stimulatory Factor(NKSF)やCytotoxic Lymphocyte Maturation Factor(CLMF)と呼ばれていた。

 主たる働きは、NK細胞やT細胞にインターフェロンγの産生を誘導することと、NK細胞や細胞障害性T細胞の活性を増強することにある。さらに、ナイーブT細胞(Th0)に作用してTh1への分化を誘導し、Th1細胞を介したインターフェロンγの産生促進と、細胞性免疫の優先的活性化が知られている。また、IL-12は、Th1細胞を優先的に活性化させ、Th2細胞の抑制による細胞性免疫の活性化作用があるといわれる。このためIL-12は、Th2主導型免疫異常の治療や、細胞性免疫機能の賦活によるがんや感染症治療への応用に注目が集まっている。

【高値を示す疾患】

免疫機構の疾患

関連疾患

D80-D89:免疫機構の疾患 D80-D89:免疫機構の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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