研究検査 掲載内容は、2026 年 2 月 2 日時点の情報です。
| 項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値 (単位) |
所要日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
26225 |
25-OHビタミンD分画 [ビタミン]25-hydroxy vitamin D, fractionation3G066-0000-023-205 |
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL D2 12.1 以下 |
6~12日 |
| 項目 コード |
検査項目 |
|---|---|
26225 |
25-OHビタミンD分画 [ビタミン]25-hydroxy vitamin D, fractionation3G066-0000-023-205 |
| 採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
|---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS |
| 健常者参考値(単位) | 所要 日数 |
|---|---|
ng/mL D2 12.1 以下 |
6~12日 |
備考
検体
- 分離剤入り容器で採血し、遠心後に分注をお願いします。
容器
検査項目解説
測定意義
ビタミンDの代謝産物でありVD2とVD3に分画し測定される検査である。骨形成に関与し、不足するとくる病や骨軟化症となる。
ビタミンD(VD)は骨代謝を司る脂溶性ビタミンである。VDにはVD2とVD3がある。植物にはVD2が含まれるが、機能や生理活性には大きな差はなく、食事により両方が摂取される。ヒトを含む動物は日光の紫外線照射により皮膚でVD3を生合成する。
VDは体内に入るとまず肝臓で側鎖の25位が水酸化され25-hydroxy-vitamin D(25-OHD)となり、続いて腎臓で1位または24位が水酸化されて1α,25-dihydroxy-vitamin D(1α,25(OH)2-D)や24,25-dihydroxy-vitamin D(24,25(OH)2-D)に代謝される。
VDは25-hydroxylaseにより急速に代謝され25-OHDに変換されるが、25-OHD自体は生理活性をほとんど持たない。VDは代謝や脂肪組織への移行により血中濃度が大きく変動するため一般にはあまり測定されず、主にその代謝物が測定される。特に25-OHDはVD状態を反映するため、VDの代わりに測定され、VD欠乏など栄養状態の指標として用いられる。
1α,25(OH)2-Dは、VD受容体との親和性が最も強く、生理活性も高いため、一般に活性型VDと呼ばれ、主に活性型VD投与による治療効果判定に用いられる。
通常、VDは結合タンパク質と結合して血中を循環し、最終的には胆汁中に排泄される。このため、肝疾患などによる胆汁分泌低下や25-hydroxylase活性低下で低値になることがある。またVDは脂溶性のため、胆汁分泌不良では吸収障害により低値となる。
VDの主な作用は血中カルシウム濃度上昇であり、VD不足により小児ではくる病、成人では骨軟化症を来すため、25-OHDの測定が重要である。25-OHDは季節変動(夏に高く冬に低い)が認められ、日照時間の差が理由と考えられている。
備考
- チャート参照:ビタミンDの代謝経路
掲載論文
- ビタミンD 不足・欠乏の判定指針
岡崎亮, 他: 日本内分泌学会誌, 93(Suppl.Mar.), 2017.[link]



