研究検査 掲載内容は、2026 年 2 月 2 日時点の情報です。
| 項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値 (単位) |
所要日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
27552 |
トリコモナス核酸同定 |
単独検体
または
|
指定容器
100
指定容器
101 |
30日 冷蔵
60日 冷蔵 |
TMA | 検出せず |
2~4日 |
| 項目 コード |
検査項目 |
|---|---|
27552 |
トリコモナス核酸同定 |
| 採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
|---|---|---|---|
単独検体
または
|
指定容器
100
指定容器
101 |
30日 冷蔵
60日 冷蔵 |
TMA |
| 健常者参考値(単位) | 所要 日数 |
|---|---|
検出せず |
2~4日 |
備考
項目
- チャート参照:「STDマイコプラズマ核酸同定」「トリコモナス核酸同定《TMA》」検査の留意点
検体
- 必ず専用検体としてご提出ください。
容器
- 専用容器は、あらかじめご依頼ください。
チャート

容器
参考文献
Van Der Pol, B. et al.: J. Clin. Microbiol. 52, 885, 2014.
検査項目解説
測定意義
STDのひとつである腟トリコモナス症の起因菌であるトリコモナスを核酸増幅法で検出する検査である。
トリコモナス症は、Trichomonas vaginalis(トリコモナス・バギナリス)という原虫によって引き起こされる感染症である。性感染症(STI)の一つであり、主に腟炎を起こすほか、子宮頸管炎や尿道炎も起こす。
国内患者数は、感染症法上の性感染症定点報告の対象ではないため正確な数は不明であるが、過去の報告では若年女性で比較的多く、日本人女性の感染率を5~10 %とする推定もある。男性では無症候が多いが、尿道違和感や軽い排尿痛を呈する場合もある。
2016年の日本性感染症学会の発表によれば、トリコモナスの陽性率は女性で約2.4 %、男性で約0.1 %と報告された。さらに、トリコモナス感染は性器クラミジアとの重複感染が多く、性器クラミジア感染者ではトリコモナス検査を併用することが有用とされる。
従来の同定は主に腟分泌物の鏡検で行われてきたが、鏡検は感度が低いとされる。本検査は転写増幅法(TMA)による核酸検出であり、研究用試薬(保険適用外)を用いるため診断には使用できない。しかし、鏡検に比べ感度が高いため、腟炎・子宮頸管炎・尿道炎を対象とした検診やSTI患者管理の補助に有用と考えられる。
掲載論文
- 感染症の診断・治療・疫学における遺伝子検査─赤痢アメーバ,マラリア原虫,膣トリコモナス
浅井隆志: 臨床と微生物, 26(増刊), 626-631, 1999[link]



