研究検査 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値 (単位) |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
13310 |
可溶性CLEC-2 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2カ月 凍 |
CLEIA | pg/mL 57.4~150.6 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
13310 |
可溶性CLEC-2 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
15 ↓
02 |
2カ月 凍 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
所要 日数 |
---|---|
pg/mL 57.4~150.6 |
備考
検体
- 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
- 検体提出(容器番号02)は、4mL容器をご使用ください。
日数
- 測定は月1回(不定期)です。
「出血凝固検査」中分類共通の特記事項
- クエン酸血漿をご提出の際は、3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、温度設定18℃~25℃、1,500×gで15分以上または2,000×gで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
[ご参考]「遠心力の換算表」(チャート参照)を掲載しています。
容器
容器番号15:血液凝固検査用容器
- 採取量: 1.8mL
- 添加剤:
3.2%クエン酸Na
0.2mL - 保管方法:常温
- 有効期間:容器および外袋表示
- 主な検査項目: アピキサバン,
リバーロキサバン
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
Kazama,F. et al.: Platelets 26, (8), 711, 2015.
Sun,L. et al.: Thrombosis Journal 22, (27), 2024, DOI:10.1186/s12959-024-00594-8.
検査項目解説
測定意義
血小板活性化、血小板凝集を惹起する受容体蛋白であり、動脈血栓症の発症などを予測する新しいマーカーとして期待されている。
生体内の血小板活性化を評価するために、現在血小板第4因子(PF4)、β-トロンボグロブリン(β-TG)などが使用されている。しかしながら、採血や採血後の血漿分離などさまざまな所作で容易に血小板が活性化しこれらが放出されるため、偽陽性となることが多く、注意が必要とされている。
C-type lectin-like receptor-2(CLEC-2)は、血小板の膜表面に存在する受容体蛋白で、リガンドであるpodoplaninなどと結合して血小板活性化、血小板凝集を惹起する。また、さまざまな刺激により血小板は活性化され、matrix metalloproteinaseなどの酵素を放出するが、CLEC-2はこれらにより細胞膜表面から遊離し、soluble formのCLEC-2(sCLEC-2)が生成される。
sCLEC-2はPF4、β-TGと異なり日常の臨床検査で使用される標準的な採血手順で血小板の活性化を検出できるため、動脈血栓症の発症などを予測する新しいマーカーとして期待されている。
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.