研究検査 掲載内容は、2026 年 2 月 2 日時点の情報です。
| 項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
03021 |
唾液中コルチゾールcortisol4D040-0000-056-021 |
|
49 |
6カ月 凍-20℃以下 |
EIA | μg/dL |
7~21日 |
| 項目 コード |
検査項目 |
|---|---|
03021 |
唾液中コルチゾールcortisol4D040-0000-056-021 |
| 採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
|---|---|---|---|
|
49 |
6カ月 凍-20℃以下 |
EIA |
| 健常者参考値(単位) | 所要 日数 |
|---|---|
μg/dL |
7~21日 |
備考
検体
- 専用容器(容器番号49)のキャップを外し、容器中の保持具に入っている円筒スポンジを取り出します。
- スポンジを舌下に入れます。スポンジがやや膨らみ、ひたひたになるまで唾液を染み込ませます(個人差はありますが、おおよそ2~3分が目安です)。
*留意事項:スポンジを誤って飲み込まないようご注意ください。 - 十分唾液を染み込ませたスポンジを保持具に入れて元の容器に戻し、容器のキャップをしっかりと閉めて遠心分離します。
- 雑菌の繁殖を防ぐため速やかに凍結(-20℃以下)保存してください(保持具とスポンジは入れたままご提出ください)。
参考文献
厚生労働省: 労働安全衛生法に基づくストレス制度実施マニュアル, 2015.
田中喜秀,脇田慎一: 日本薬理学雑誌 137, (4), 185, 2011.
検査項目解説
測定意義
唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。
ストレス下においては、交感神経系が活性化し、コルチゾールの血中濃度が上昇することが知られている。血中濃度と唾液中濃度は相関することが知られており、非侵襲的な採取が可能であることから唾液を材料とした測定が注目されている。
唾液中コルチゾールは慢性ストレスの指標として有用であるとの報告がある。一方、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用であるとの報告がある。こうした項目は日内リズムを持つため、解析の際には個人の日内リズムを把握し、濃度差やピーク時間を比較する必要がある。したがって、単回の断面調査だけでなく、継時的な変化を追い解析することが重要である。また、測定値には個人差があるため、平均値の群間差のみならず上昇率などの割合による解析も有用とされる。
これらの検査を測定することで、これまでストレスや疲労といった主観的評価に頼っていた心身の状態把握を、可能な範囲で客観的マーカーで補完できるかについての研究が進んでおり、両項目の測定活用が期待される。
掲載論文
- 唾液中のコルチゾールによる軽度な精神作業負荷の生理評価
野村収作, 他: バイオフィードバック研究 36(1), 23-32, 2009.[link] - 森林浴における唾液中コルチゾール濃度と主観評価の関係
小山泰弘, 他: 日本生理人類学, 14(1), 21-24, 2009.[link] - 唾液を用いたストレス評価 -採取及び測定手順と各唾液中物質の特徴-
井澤修平, 他: 日本補完代替医療学, 4(3), 91-101, 2007.[link] - 感染症とアレルギー疾患に対する唾液中の分泌型免疫グロブリン(sIgA)の防御機能およびsIgA 分泌を亢進する方策
山本哲郎, 他: 薬理と治療, 49(4), 533-562, 2021.[link] - 高齢者における安静時唾液中分泌型免疫グロブリンAの生理的変動の検討
對東俊介, 他: 生物試料分析, 33(2), 167-172, 2010.[link]


