研究検査 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
02502 |
インターロイキン-2 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 15.6 未満 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
02502 |
インターロイキン-2 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA |
基準値 (単位) |
所要 日数 |
---|---|
pg/mL 15.6 未満 |
備考
検体
- 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
- 血清、細胞培養上清も検査可。
「研究検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。
容器
容器番号14:内分泌学用容器
- 採取量: 5.5mL
- 添加剤: EDTA-2Na
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 尿毒症物質3分画,
レプチン
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
測定意義
抗原刺激によりT細胞から分泌されるサイトカインである。さまざまな自己免疫疾患や骨髄増殖性疾患で上昇する。血中濃度が高くなる病態は少ない。
インターロイキン-2(IL-2)は、抗原刺激を受けたT細胞より分泌されるサイトカインで、IL-2産生細胞表面に発現した特異的レセプターを介して増殖を促す。
IL-2およびそのレセプターは抗原刺激に伴って新たに誘導され、休止期のT細胞にはほとんど認められないという特徴を有している。また、IL-2は細胞障害性T細胞の分化誘導やNK細胞活性化、B細胞の抗体産生誘導にも重要な役割を果たし、免疫調節機構に広く関与していると考えられている。
IL-2の産生異常は、各種免疫疾患や骨髄増殖性疾患において報告されており、その病態成立の機序を解明する上で有用な指標になると思われる。
掲載論文
- Interleukin-2(IL-2)およびlipopolysaccharide(LPS)で活性化させたマクロファージのインターロイキン-2受容体発現について
大根田滋子, 他: 日本小児血液学会誌, 8, 103-108, 1994.[link] - Interleukin-2 (IL-2) の抗腫瘍効果について
溝口昌子, 他: Skin Cancer, 4(2), 322-331, 1989.[link] - An engineered IL-2 partial agonist promotes CD8+ T cell stemness
F.Mo, et al.: Nature, 597, 544-548, 2021.[link]