研究検査 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
05255 |
インターロイキン-6 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
CLEIA | pg/mL 2.41 以下 |
項目 コード |
検査項目 |
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05255 |
インターロイキン-6 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
所要 日数 |
---|---|
pg/mL 2.41 以下 |
備考
検体
- 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
- 血清、細胞培養上清も検査可。
算定
- 実施料適用外です。
「研究検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。
容器
検査項目解説
測定意義
B細胞の分化誘導因子として発見された。さまざまな炎症性疾患や自己免疫疾患に関与しており高値となる。
インターロイキン-6(IL-6)は、B細胞の分化誘導因子として本邦の研究者により発見されたサイトカインで、抗体産生系のみならず、肝臓における急性期タンパク質の生合成誘導やIL-3との相乗作用に基づく造血幹細胞の増殖促進など多彩な生理活性を有することから一層注目を集めている。
IL-6と各種疾患の病態との関連も相次いで明らかとなっており、例えば多発性骨髄腫の増殖因子がIL-6であるとともに、骨髄腫細胞自身がIL-6を産生し、IL-6レセプターを発現しているという。
また、種々の炎症性疾患や自己免疫疾患への関与も示唆されている。このように、IL-6は生体防御機構の解析や各種免疫異常症の病因・病態の解明に有用な情報を提供すると思われる。
掲載論文
- 急性炎症マーカーとしての血中IL-6測定の評価検討
望月規央, 他: 臨床検査, 45(1), 107-110, 2001.[link] - Retinoic acid is a negative regulator for the differentiation of cord blood-derived human mast cell progenitors
T.Kinoshita et al.: Blood, 95(9), 2821-8, 2000. [link] - Increased Levels of Vascular Endothelial Growth Factor and Interleukin-6 in the Aqueous Humor of Diabetics With Macular Edema
H.Funatsu et al.: Am J Ophthalmol, 133(1), 70-77, 2002.[link]