研究検査 掲載内容は、2026 年 2 月 2 日時点の情報です。
| 項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
27109 |
インターロイキン-10 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 2.03 以下 |
| 項目 コード |
検査項目 |
|---|---|
27109 |
インターロイキン-10 |
| 採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
|---|---|---|---|
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA |
| 健常者参考値(単位) | 所要 日数 |
|---|---|
pg/mL 2.03 以下 |
備考
検体
- 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
- 血清、細胞培養上清も検査可。
容器
検査項目解説
測定意義
Th2細胞で産生される抗炎症性のサイトカインである。Th1細胞のサイトカイン産生を抑制する働きを持つ。
インターロイキン-10(IL-10)は、抑制性の性質を持つサイトカインの代表である。分子量約35,000~40,000の同型二量体からなる糖タンパクで、1989年にMosmannらにより発見された。IL-10受容体は、そのβ鎖をIL-20、IL-22、IL-24、IL-26、IFN-λ(IL-28/29)などと共有し、IL-10スーパーファミリーを形成している。
IL-10は主にTh2細胞、マクロファージ、制御性T細胞(Treg)などから産生される。当初はTh2細胞由来でTh1細胞のサイトカイン産生を抑制する因子として同定されたため、サイトカイン産生抑制因子(Cytokine Synthesis Inhibitory Factor:CSIF)と命名されていた。なお、IL-10は一般に抗炎症性サイトカインとして知られる一方、状況により炎症性に働くことがあることも報告されている。
IL-10は全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患や各種炎症性疾患の活動性の指標として注目され、またTreg機能評価の一助としても用いられている。
一部の卵巣がんでIL-10の過剰発現が報告されているが、他腫瘍との関連は一様ではなく、腫瘍マーカーとしての有用性は限定的と考えられる。
IL-10は他の多くのサイトカインと同様に局所で産生され、ネットワークを介して作用するため、測定値の評価には限界があり、さらなる知見が待たれる。他のサイトカインと組み合わせて測定することで、より病態に迫れるとの報告もある。
掲載論文
- IL-10産生制御性T細胞の治療応用にむけて
岩崎由希子, 他: 日本臨床免疫学会誌, 36(1), 40-46, 2013.[link] - The Inverse Association Between Tuberculin Responses and Atopic Disorder
T.Shirakawa et al.: Science, 275(5296), 77-79, 1997.[link] - アレルギー患者末梢血単核球のサイトカイン産生におよぼすBCGの影響について
嶽良博, 他: 免疫アレルギー, 16(2): 76-77, 1998.[link] - Idiopathic hypereosinophilic syndrome assosiated with elevated plasma levels of interleukin-10 and soluble interleukin-2 receptor
N.Kanbe et al.: Br J Dermatol, 139(5), 916-8, 1998.[link]



